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【X(旧Twitter)】「変更内容のご確認のお願い」の利用規約とプライバシーポリシーの変更内容について(2023年8月31日)

2023年8月31日頃から、X(旧Twitter)で「変更内容のご確認のお願い Twitterの利用規約とプライバシーポリシーが改定されます。今すぐ内容を確認することをおすすめします。」が表示される事例が増えています。ユーザーからは、「利用規約は何が変わった?」といった、利用規約やプライバシーポリシーの変更内容に関する疑問の声が挙がっています。

Xを開くと「変更内容のご確認のお願い」が表示される

2023年8月31日頃から、X(旧Twitter)を開くと「変更内容のご確認のお願い Twitterの利用規約とプライバシーポリシーが改定されます。今すぐ内容を確認することをおすすめします。」といったメッセージが表示されることがあります。

これは改定された利用規約とプライバシーポリシーが2023年9月29日から発効されるため、事前に周知することを目的として表示しています。メッセージ内の「利用規約」と「プライバシーポリシー」はテキストリンクになっており、タップすると詳細を確認できるようになっています。

変更内容のご確認のお願い

Twitterの利用規約とプライバシーポリシーが改定されます。今すぐ内容を確認することをおすすめします。

OK

X(旧Twitter)利用規約の改定内容について

改定後の利用規約では、これまでの「Twitter」に関する名称が「X」の名称に変更されています。また、大きな変更点としてルールやポリシー違反をした場合、Xがアカウントに対して実行する可能性があるペナルティ(強制的な措置)に関する記述が追加されています。

強制的対応の実施は、特定のコンテンツ(個人のツイートやダイレクトメッセージなど)またはアカウントのいずれかに基づいて判断することもあれば、これらの要素を組み合わせて判断することもあります。こうした対応は、Twitterルールに違反する行為があった場合に実施されます。加えて、特定の国において、権限のある機関から正当な法的要請を受けた場合に、何らかの措置を実施することがあります。当社が行う場合のある強制的対応の例を以下に示します。

引用:強制的対応の適用レベルと適用範囲

利用規約の改定内容(一部)

  • 変更(Twitter → X)
  • 変更(投稿 → ポスト)
  • 変更(ツイート → コンテンツ)
  • 変更(リツイート → リポスト)
  • 「EU、EFTA諸国または英国に居住しているユーザーの場合」に「Xおよび本サービスを提供する」が追記
  • 「1.本サービスを利用できる人」から、現在はサービスが終了しているライブ配信サービス「Periscope」に関する記述が削除
  • 「4.本サービスの利用」にルールやポリシー違反、センシティブな内容を含むメディアに関する違反に該当する場合、強制的な措置を実施する旨が追記
  • 「本サービスの悪用」に、ソフトウェアのリバースエンジニアリング、逆コンパイルなどの禁止行為が移植
  • 「6.全般」に「また、法律で許容される範囲において、ユーザーは集団訴訟、集団行動、または代表訴訟に原告またはクラスメンバーとして参加する権利を放棄するものとします。」が追記
  • 「6.全般」に原文となる英語版の利用規約を優先とする、「X利用者契約は英語で起草されていますが、複数の言語の翻訳版が提供されています。Xは、元の英語版に可能な限り忠実な翻訳を行うよう努めていますが、X利用者契約の英語版と翻訳版の間で相違や矛盾がある場合、英語版が優先されるものとします。ユーザーは、X利用者契約の解釈および構成において、英語を基準言語とすることに同意するものとします。」が追記

X(旧Twitter)プライバシーポリシーの改定内容について

改定後のプライバシーポリシーでは、生体情報の収集や使用、求人サービスとして個人情報(職歴、学歴、仕事に関する希望、スキルおよび能力、求職活動および内定などに関する情報)を収集、使用する可能性があると追記されています。

また、改善やパーソナライズを目的として、Xが収集した情報や一般公開された情報を機械学習、人工知能モデルのトレーニングに使用する可能性についても追記されています。

プライバシーポリシーの改定は、前述した利用規約の改定と比べると変更点が多く、ユーザーによっては同意しかねる内容が含まれている可能性があるため、必ず原文も確認するようにしてください。

プライバシーポリシーの改定内容(一部)

  • 変更(Twitter → X)
  • 変更(投稿 → ポスト)
  • 変更(ツイート → コンテンツ)
  • 変更(リツイート → リポスト)
  • 「1.1 ユーザーが当社に提供する情報」に以下の記述が追記
    • 生体情報: ユーザーの同意に基づき、当社は安全およびセキュリティの確保や、身元確認を目的にユーザーの生体情報の収集や使用を行うことがあります。
    • 求人への応募/求人に関するおすすめ: 当社は、ユーザーに有望な仕事を紹介したり、ユーザーが求人に応募した場合に、その求人元の潜在的な雇用主と当該ユーザーに関する情報を共有したり、雇用主が有望な候補者を見つけられるようにしたり、ユーザーにより関連性の高い広告を表示したりするために、ユーザーの個人情報(職歴、学歴、仕事に関する希望、スキルおよび能力、求職活動および内定などに関する情報)を収集して使用することがあります。
  • 「1.2 Twitterを利用する際に収集する情報」に「暗号化されたメッセージに関連するメタデータ」が追記
  • 「1.2 Twitterを利用する際に収集する情報」のログ情報に「IPアドレスおよびその関連情報」が追記
  • 「2.1 当社のサービスの運営、改善およびパーソナライズ」に「当社はまた、本ポリシーで概説されている目的のため、当社が収集した情報や一般公開された情報を、機械学習または人工知能モデルのトレーニングに使用することがあります。」が追記
  • 「2.1 当社のサービスの運営、改善およびパーソナライズ」で、「関連会社」と記述されていた部分が「アフィリエイト」に変更
  • 「3.1 ユーザーがポストおよび共有する場合」で「本プライバシーポリシーの他の箇所で説明されている情報共有をコントロールするものではありません)。」が削除
  • 「5.1 アクセス、訂正、ポータビリティ」で、現在はサービスが終了しているライブ配信サービス「Periscope」に関する記述が削除
  • 「5.3 反対、制限または同意の撤回」に「また、プラットフォームのさまざまな場所で、特定のコンテンツに反応を示したり、特定の機能を操作したりする場合の設定を管理することもできます(たとえば、スペースを録音するかどうかや、アップロードした動画を他のユーザーがダウンロードできるようにするかどうか、など)。 」が追記
  • 「9. 全般」に原文となる英語版の利用規約を優先とする、「Xプライバシーポリシーは英語で起草されていますが、複数の言語の翻訳版が提供されています。Xは、元の英語版に可能な限り忠実な翻訳を行うよう努めていますが、Xプライバシーポリシーの英語版と翻訳版の間で相違や矛盾がある場合、英語版が優先されるものとします。ユーザーは、Xプライバシーポリシーの解釈および構成において、英語を基準言語とすることに同意するものとします。 」が追記
  • 「10. Xへのお問い合わせ方法」にカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)に関する記述が追記

追記:「変更内容のご確認のお願い」が何度も表示される問題について

一部のユーザーから、「変更内容のご確認のお願い」のOKをタップしても、繰り返しメッセージが表示される問題が報告されています。この問題については、以下の記事で詳細を解説しています。

関連記事【X(旧Twitter)】「変更内容のご確認のお願い」が何度も表示される問題の詳細と対処(2023年8月31日)

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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