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+1833から始まる電話番号は詐欺?ドコモやNTTファイナンスを装った詐欺に注意

2025年5月23日現在、「+1 (833)」から始まる電話番号から、NTTドコモカスタマーセンターやNTTファイナンスを装った詐欺電話の着信が報告されています。

SNS上では「+1833からNTTファイナンスを騙る電話がかかってきた」「ドコモじゃないのにドコモカスタマーセンターから電話がきた」との報告が増えているので注意してください。

+1 (833)からドコモやNTTを騙る詐欺電話の着信が報告

2025年5月23日現在、「+1 (833)」から始まる国際電話番号から、自動音声による詐欺電話の着信が多数報告されています。

特にNTTドコモカスタマーセンターとNTTファイナンスを装ったケースが増えており、「電話が2時間後に利用停止」「未納料金が発生しているため法的措置へ移行」などの自動音声が流れ、オペレーターへの接続を促されます。

+1833から始まる不審な電話番号

  • +1 (833) 686-1●●●
  • +1 (833) 228-2●●●
  • +1 (833) 778-8●●●
  • +1 (833) 087-2●●●
  • +1 (833) 592-3●●●

こちらはNTTドコモカスタマーセンターです。現在ご利用の電話に異常が発生しており、2時間後に利用停止となります。ご不明な点がある方は1番を押してください。

NTTファイナンスより重要なお知らせです。現在ご利用中の電話回線にて未納料金が発生しているため法的措置へ移行いたします。オペレーターへつなげる場合は1を押してください。

国際電話で電話回線停止の案内、料金請求は考えにくい

NTTドコモやNTTファイナンスを騙る詐欺電話は以前から報告されており、総務省や警視庁などの行政機関を装った詐欺電話も確認されています。

日本の企業や行政機関が「+1 (833)」などの国際電話番号を使用して、個人に電話回線の停止や料金請求をすることは考えられないため、こういった着信は詐欺の可能性が非常に高いので注意してください。

NTTファイナンスでは、国際電話によりお客様に連絡をしたり、未納料金等の支払いを案内することはございません。決して応じることのないようご注意ください。

引用:NTTファイナンス

NTTドコモを装い、自動音声や国際電話番号を用いた電話があり、身に覚えのない利用料金を請求された事例が報告されています。
身に覚えのない連絡はそのまま信じず、不審な場合は内容に応じて警察署等にご相談ください。

引用:NTTドコモ

末尾が「0110」の場合は警察を装った詐欺に注意

もし「+1 (833)」から始まる電話番号の末尾が「0110」の場合、警察を装った詐欺電話の可能性があります。

この場合、オペレーターに転送されると「(本名)さんでしょうか?」と本人確認され、正確な名前を言い当てられることがあります。

本名を言い当てられると戸惑うかもしれませんが、流出した個人情報や独自の帳簿を悪用している可能性があるため、何も答えずに電話を切るようにしてください。

警察官が、電話で捜査対象となっているなどと伝えることはありません。それは、詐欺です!

引用:警察庁 特殊詐欺対策ページ

電話番号「+1 (833)」はどこの国の国番号?

電話番号「+1 (833)」の国番号「+1」は、アメリカやカナダなどの北米地域の電話番号です。また、括弧内のエリアコード「833」は、北米のフリーダイヤル用の市外局番になっています。

Area Code 833 is a toll-free telephone area code in the North American Numbering Plan (NANP).

(翻訳) エリアコード833は、北米番号計画(NANP)におけるフリーダイヤルの電話番号用エリアコードです。

引用:Wikipedia

ただし、「+1 (833)」から始まる電話番号からの着信があっても、実際に北米から発信されているとは限りません。

詐欺グループがVoIP(インターネット回線を利用した電話)を悪用して電話番号を取得し、発信者IDスプーフィングといった手法で表示される電話番号を偽装している可能性も考えられます。

電話番号を偽装する理由

  • 存在しない番号を使用し追跡を困難にする
  • スパムフィルター(迷惑電話防止機能)の回避
  • 頻繁に電話番号を変更することで口コミが広がりにくい

迷惑電話が多い場合は消音&ライブ留守番電話の活用(iPhone)

iPhoneでは、iOSの不明な発信者の消音機能を設定することで、身に覚えのない電話番号からの着信を自動的に消音できます。特に迷惑電話が頻繁にある場合に便利な機能です。

ただし、過去に通話履歴がない国内の電話番号や、連絡先に登録されていない電話番号からの着信も全て消音され、留守番電話サービスに転送されるので注意してください。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「電話」をタップ
  3. 「不明な発信者を消音」をタップ
  4. 「不明な発信者を消音」をオンにする

また、iOS17以降では「ライブ留守番電話の機能」使用すると、留守番電話の内容を自動で文字起こしできます。電話の内容を確認してから必要に応じて折り返すことができるので筆者も重宝しています。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「アプリ」をタップ
  3. 「電話」をタップ
  4. 「ライブ留守番電話」をタップ
  5. 「ライブ留守番電話」をオンにする

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