2025年7月21日現在、ウェブサイトの閲覧中に「Apple security ハッカーに追跡されています!」といった、高額なサブスクリプションが設定されたアプリに誘導する詐欺ページが報告されています。
目次
Apple security「ハッカーに追跡されています!」詐欺が報告
2025年7月21日現在、Safariなどでウェブサイトにアクセスした際に「ハッカーに追跡されています」と表示され、閲覧履歴や写真が連絡先に送信されるとして、アプリのインストールを求められる事例が報告されています(事例:Yahoo!知恵袋)。
これはアプリをインストールさせることを目的とした詐欺で、ハッカーに追跡されているとの内容は「嘘」なので、このページが突然表示された場合は「接続を保護」などのリンクをタップせずにページを閉じてください。
Apple security
ハッカーに追跡されています!
ご使用の iPhone の接続がハッキングされ、誰かに追跡されています。このページを閉じないでください。この問題が 2 分以内に解決されない場合、ハッカーに身元が明かされ、閲覧履歴やフロントカメラの写真がすべての連絡先に送信されます。
○○分○○秒
修理方法:
ステップ 1:下の「接続を保護」ボタンをクリックします。
ステップ 2:App Storeにリダイレクトされます。
ステップ 3:推奨される保護アプリをインストールして開き、iPhone を修理します。接続を保護
高額サブスクが用意された無料アプリに誘導
「接続を保護」をタップしてしまうと、App Storeで配信されている無料アプリのダウンロード画面に転送される場合があります。傾向として「VPN」や「クリーナー」などのアプリが多いです。
無料アプリであればインストールしても料金は発生しないので、アプリの削除だけで問題ありませんが、アプリを起動して有料のサブスクリプションを登録してしまった場合は後述の対処が必要です。

アプリ内課金を購入してしまった場合の対処
詐欺ページを介から誘導されてApp Storeでアプリ(VPN、クリーナー等)をインストールして、起動時などに表示される案内からサブスクリプションを登録してしまった場合は、以下の手順でサブスクリプションをキャンセルしてください。
サブスクリプションをキャンセルする手順
- 「設定」を開く
- Apple Accountをタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- 解約するサブスクリプションをタップ
- 「サブスクリプションをキャンセル」をタップ
- 確認画面で「確認」をタップ
トライアル期間があるサブスクリプションであれば、上記手順でキャンセルすれば料金は発生しませんが、トライアルが設けられておらず料金が発生してしまっている場合は、以下の手順で返金をリクエストしてください。
Appleに返金をリクエストする
- reportaproblem.apple.comにサインインする
- 「項目を選択してください」で「不正行為または詐欺行為を報告する」を選択
- 「次へ」をタップ
- 問題のアプリを選択して「次へ」をタップ
- 「詳しい情報を提供してください」で「誤解を招くような請求を報告する」をタップ
- 「理由は次の通りです」で「アプリ内課金を無理強いされた」をタップ
- 説明部分に「ウェブ上で "ハッカーに追跡されています" と表示され、閲覧履歴や写真が流出すると脅された。指示に従ってApp内課金を購入してしまった」等と入力
- 「送信」をタップ
コメントを投稿する(承認後に反映)