SBAPP

【iOS26.1】アップデート内容と変更点の詳細、不具合や評判について

2025年11月4日、iPhone向けにiOS26.1アップデートがリリースされました。Apple Intelligenceによる電話のライブ翻訳機能、 Liquid Glass(リキッドグラス)の色合い調整機能などが追加されています。

本記事では、iOS26.1の新機能、変更点、セキュリティアップデートの詳細、報告されている不具合の情報について詳しく解説します。

iOS26.1アップデートの概要:

  • 電話アプリ、FaceTime、AirPodsにライブ翻訳機能が追加(iPhone 15 Pro以降)
  • Liquid Glass(リキッドグラス)の不透明度を上げる色合い調整機能が追加
  • 「ロック画面をスワイプしてカメラを開く」をオフにできる設定が追加
  • アラームの解除方法がスライドで解除に変更
  • ローカル収録の保存場所と音声のみ収録できるオプションが設定に追加
  • Apple Musicにトラック移動の新ジェスチャが追加
  • Apple MusicのAutoMixがAirPlayに対応
  • CVE-ID基準で56件のセキュリティ問題が修正

iOS26.1アップデートの内容と変更点

2025年11月4日にリリースされたiOS26.1では、Apple Intelligenceによるライブ翻訳機能(電話、FaceTime、AirPods)、Liquid Glassの透明度を下げる色合い調整機能などが追加されました。アップデート内容が多いため、新機能と変更点ごとに解説します。

iOS 26.1
11.95GB

このアップデートでは、言語の壁を越えたコミュニケーションを可能にするライブ翻訳に加え、Liquid Glassの
新しい色合い調整オプションが追加されます。また、iPhone用のその他の機能、バグ修正、セキュリティアップデートも含まれています。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下をご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/100100

電話、FaceTime、AirPodsにライブ翻訳機能

Apple Intelligence対応のiPhone 15 Pro以降で、電話、FaceTime、AirPodsに会話内容をリアルタイムで翻訳する「ライブ翻訳機能」が利用できるようになりました。

使用前に、翻訳前と翻訳後の言語をダウンロードする必要があり、「設定」→「アプリ」→「翻訳」→「言語」で事前にダウンロードしておくとスムーズに使用できます。

ライブ翻訳の使い方:

  • 電話とFaceTime:通話中に「その他」→「ライブ翻訳」で開始。翻訳された音声が流れ、iPhoneには翻訳後のテキストも表示。
  • メッセージ:チャットを開いて相手の名前をタップし、「自動的に翻訳」をオンにすると、以後のメッセージが自動で翻訳。
  • AirPodsPro:AirPodsを装着して翻訳アプリで「LIVE」をタップ(AirPods 4、AirPods Pro2、AirPods Pro3以降)。

Liquid Glass(リキッドグラス)の色合い調整機能

iOS26のLiquid Glass(リキッドグラス)が見にくい場合、これまでは「透明度を下げる」や「コントラストを上げる」など、アクセシビリティ設定で対処する必要がありました。

iOS26.1では、Liquid Glassの不透明度を上げられる「色合い調整」のオプションが追加され、この問題が解消されました。

iOS26.1:Liquid Glass(リキッドグラス)の色合い調整

Liquid Glassの色合い調整方法:

  1. 「設定」を開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップ
  3. 「Liquid Glass」をタップ
  4. 「色合い調整」をタップ

ロック画面をスワイプしてカメラを開くをオフにできる機能

iPhoneのロック画面でスワイプすると「カメラ」に素早くアクセスできますが、意図せずカメラが起動したり、アクションボタンの登場により不要に感じる方も増えました。

iOS26.1では「ロック画面をスワイプしてカメラを開く」のオプションが追加され、ジェスチャによるカメラ起動を無効化できるようになりました。

iOS26.1:ロック画面をスワイプしてカメラを開く

スワイプしてカメラを開くをオフにする方法:

  1. 「設定」を開く
  2. 「カメラ」をタップ
  3. 「ロック画面をスワイプしてカメラを開く」をオフ

アラーム解除が「タップ」から「スライド」に変更

iOS26.1ではアラームの解除方法が「タップで停止」から「スライドで停止」に変更され、アラームを完全に停止するにはスワイプ操作が必要になりました。

この変更により「スヌーズするつもりが停止してしまった」といった誤操作は減りますが、以前の「タップで停止」が使いやすい場合は、以下の手順で元に戻すことができます。

iOS26.1:シングルタッチの操作を優先

アラームをタップで解除に戻す方法:

  1. 「設定」を開く
  2. 「アクセシビリティ」をタップ
  3. 「タッチ」をタップ
  4. 「シングルタッチの操作を優先」をオンにする

※ アラーム以外の機能でも、一部のジェスチャがタッチ操作に置き換わる場合があります。

設定にローカル収録の保存場所と音声のオプションが追加

iOS26では、ビデオ会議中などにコントロールセンターから「ローカル収録」を起動し、会話の音声やビデオを収録できます。

ローカル収録の保存場所などはコントロールセンターから変更できましたが、iOS26.1では設定アプリにも保存場所とオーディオに関するオプションが追加されました。

iOS26.1:ローカル収録の設定

ローカル収録の設定アクセス方法:

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「ローカル収録」をタップ

Apple Musicに前後トラック移動のジェスチャ、AutoMixのAirPlay対応など

Apple Musicのミニプレーヤーを左右スワイプすることで、前後トラックに移動できるジェスチャが追加されました。

また、曲のトランジションがAirPlayに対応し、外部スピーカーやHomePodでもAutoMixが利用できるようになりました。

セキュリティ改善の自動インストールオプションが追加

設定アプリにiOSのセキュリティ改善の自動インストール有無を選択できるオプションが追加されました。

このセキュリティ改善はiOSアップデートとは別のもので、Appleが緊急のセキュリティパッチをデバイスに直接配信できる「Rapid Security Response」を許可する設定です。

デバイスの脆弱性を素早く修正するための機能なので、特別な事情がない限りはオンのまま使用することをお勧めします。

iOS26.1:セキュリティ改善の自動インストールオプション

セキュリティ改善の自動インストール方法:

  1. 「設定」を開く
  2. 「プライバシーとセキュリティ」をタップ
  3. 「バックグラウンドとセキュリティ改善」をタップ
  4. 「自動インストール」をタップ

※ 「設定」→「ソフトウェアアップデート」→「自動アップデート」のシステムファイルの自動インストールの設定と同期されています。

iOS26.1のセキュリティアップデートについて

iOS26.1では、CVE-ID(脆弱性識別子)基準で56件のセキュリティ問題が修正されており、Apple公式サイトの「About the security content of iOS 26.1 and iPadOS 26.1」で詳細が公開されています。

修正された問題の中には、サンドボックスから抜け出せる可能性がある問題(CVE-2025-43407・CVE-2025-43448)、カーネルやニューラルエンジンに関連する問題(CVE-2025-43447・CVE-2025-43462他)、機密データに関連する問題(CVE-2025-43379、CVE-2025-43507他)など、重要度の高い脆弱性が多く含まれています。

Appleアカウント

対象機種: iPhone 11以降、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、iPad Pro 11インチ(第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)

影響: 悪意のあるアプリが埋め込みビュー内の機密情報のスクリーンショットを撮れる可能性がある

説明: チェックを強化することでプライバシーの問題に対処しました。

CVE-2025-43455: BreakPoint.SH の Ron Maes、Pinak Oza

メールの下書き

対象機種: iPhone 11以降、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、iPad Pro 11インチ(第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)

影響: 「リモート画像の読み込み」設定がオフになっている場合でも、リモートコンテンツが読み込まれる可能性があります。

説明: この問題は、追加のロジックを追加することで解決されました。

CVE-2025-43496: Romain Lebesle、Himanshu Bharti @Xpl0itme カティマより

iOS26.1アップデートのサイズと所要時間

筆者のiPhone 17では、iOS26.0.1からiOS26.1へのアップデートでサイズは11.95GBで、完了まで約35分掛かりました。

アップデートサイズは機種や使用状況によって異なるため、正確なサイズは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で確認してください。

空き容量が少ない状態でアップデートすると、アプリのキャッシュファイルなどが削除される場合があります。アップデートサイズの2~3倍程度の空き容量を確保しておくと安心です。

iTunesでiOS26.1にアップデートする場合について

iOS18以降、Microsoft Store版iTunesやAppleデバイスアプリでiOSアップデートを行うと、エラーが発生してデバイスが文鎮化する問題が報告されています。

前回のiOS26.0.1では、iTunes経由で問題なくアップデートできたとの報告がある一方、Appleデバイスアプリではエラーが発生したとの報告も頂いています。

PC経由でのiOSアップデートが不安定な状態が続いているため、可能であればOTA(設定→一般→ソフトウェアアップデート)でのアップデートをお勧めします。

もしiTunesやAppleデバイスアプリでアップデートして文鎮化した場合は、こちらの記事で復旧方法を解説しているので参考にしてください。

iOS26.1をインストールした筆者端末の状況と口コミ

iOS26.1にアップデートした筆者のiPhone 17では、モバイル通信の圏外(povo使用)、Wi-Fiが繋がらない、デバイスがクラッシュするなどの重大な問題は発生していません。Xでも重大な問題報告は見られませんでした。

なお、口コミを確認している際、iOS26.0.1以前に稀に圏外になる問題が発生していたユーザーからは、iOS26.1アップデートで修正されたとの口コミがありました。

アップデート配信から間もないため、今後さまざまな問題が報告される可能性もあるため、不安であれば数日後の状況を確認してからアップデートを適用してください。

iOS26.1で発生、確認された不具合の情報

情報提供のお願いについて

iOS26.1で不具合が発生あるいは改善した場合は、コメント欄にて詳細を共有して頂けると幸いです。なお、コメントは全て確認していますが、不適切な言葉などを含むコメントは非承認、訂正する場合があります。

※ 以下はiOS26~iOS26.1までに報告されている問題です。iOS26.1で修正が報告あるいは確認できたものは随時削除します。

問題 対処
CarPlayのウィジェット設定画面が読み込まれない 車側のディスプレイを操作して、CarPlayでウィジェット画面を表示すると設定画面が読み込まれる。
一部のウェブサイトで検索ボックスが選択できない ショッピングサイトの場合は、トップページの検索ボックスから検索できないか試す。
ロック画面の時計が縦長になる ロック画面の壁紙で3D効果を解除、あるいは壁紙の位置を微調整する。
ミュージックをAirPlayで再生中、AutoMixの設定などを変更すると再生機器から音が聞こえなくなる 設定の変更操作を一旦中断してミュージックアプリを終了し、時間をおいてから再度再生。
壁紙が真っ黒になる 「設定」→「壁紙」で再度壁紙を適用する。
メッセージを「すべて開封済みにする」にしても一部が未開封になる 「設定」→「アプリ」→「不明な差出人をスクリーニング」をオンにする。
Amazonアプリなど一部アプリの使用中に本体が発熱する 該当アプリを再インストールする。
画面収録の音声が音割れ・ノイズが入る ・画面収録でマイクをオンにする
・ワイヤレスイヤホンやスピーカーを接続した状態で画面収録をする
メールやカレンダーが表示されない、真っ白になる ・iPhoneの再起動
・各メール/カレンダーアカウントのオンオフ
・各メール/カレンダーアカウントの再ログイン
LINEでテキスト入力ボックスがキーボードで隠れる ・トークルームを開き直す
・根本解決にはLINEアプリ側の対応が必要な可能性があります。
Safariで入力欄を選択すると一部が黒色や白色のシートで覆われる ・iPhoneの再起動
・「透明度を下げる」のオフ
・Safariのタブを「上」に変更する
片手キーボードがフルサイズに戻る ・キーボードの種類を切り替える
・根本的な解決はiOSアップデート待ち。
デフォルトの通話アプリがFaceTimeオーディオになる ・「表示上」の不具合です。デフォルトの通話アプリで「モバイル通信」を選択していれば内部では適用されています。
電話アプリで「連絡先を着信拒否」が表示されない ・電話アプリの表示形式を「クラシック」と「統合」で切り替える
Safariでバーや広告が真ん中に表示される ・設定 → アクセシビリティ → 動作 → 視差効果を減らす→ クロスフェードを優先をオフにする
メモの後半がキーボードで隠れて見えなくなる ・iPhoneの画面を横向きに回転させてから縦画面に戻す。
システムデータのサイズが肥大化する ・iPhoneの再起動
・バックアップの作成と復元
・Apple Intelligenceの無効化
・Mac/PCでの同期
・PC上でiCloud上のファイルを整理

iOS26.1でバッテリーの減りが早い時の対処

iOS26.1アップデート後は内部処理の兼ね合いで、一時的にバッテリーの消耗が早くなり、本体が発熱する場合があります。

筆者自身も、iOS18からiOS26にアップデートした際にはバッテリーの減りが早くなり、本体が異常に発熱したこともありますが、翌日にはどちらの症状も落ち着いたことがあります。

この問題は最大48時間程度で改善するとも案内されているので、まずは数日様子を見るようにして、それでも改善しない場合は、以下の設定や使い方を見直すことでバッテリー消費を抑えられる可能性があります。

バッテリーの減りを抑える設定と使い方

  • インターネット共有(テザリング)を使用しない場合はオフ(設定モバイル通信インターネット共有
  • モバイル通信が繋がらない、圏外になる場所では機内モードをオン
  • アプリの位置情報を必要最低限のみ許可(設定プライバシーとセキュリティ位置情報サービス)※ 位置情報を常時必要とするアプリ、ナビや緊急速報等はオフにしないでください。
  • iPhoneの自動ロック(設定画面表示と明るさ自動ロック)を短くする
  • 画面の明るさを自動にする(設定アクセシビリティ画面表示とテキストサイズ明るさの自動調節
  • 不要なアプリのバックグラウンド更新をオフ(設定一般アプリのバックグラウンド更新
  • インストール済みアプリを最新バージョンにアップデートする
  • ホーム画面やロック画面に配置するウィジェットを最低限まで減らす
  • マルチタスク画面(Appスイッチャー)でアプリを頻繁に終了しない
  • 外観モードをダークに変更する(設定画面表示と明るさダーク

コメントを投稿する(承認後に反映)

*

Return Top