Apple Watch向けにwatchOS10.6アップデートがリリースされています。watchOS10.6では、重要なバグ修正とセキュリティアップデートが行われており、すべてのユーザーに推奨されるアップデートになっています。
目次
watchOS10.6アップデート内容と変更点
watchOS10.6では、重要なバグ修正とセキュリティアップデートが行われており、新機能の追加や既存機能の変更などは明らかになっていません。
なお、同日にはiOS17.6アップデートがリリースされていますが、こちらについてもバグ修正とセキュリティアップデートが行われているほか、日本国内で衛星経由による緊急SOSが利用可能になっています。
watchOS 10.6
544 MB
このアップデートには重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザーに推奨されます。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
watchOS10.6のセキュリティアップデートについて
Appleの「About the security content of watchOS 10.6」によると、watchOS10.6では、CVE-ID基準で35件のセキュリティ問題がアップデートにより対処されたようです。
対処された問題の中には、Siriを使用して機密性の高いユーザーデータにアクセスできる可能性、アプリがプライバシー設定を回避できる可能性などが含まれています。
Siri
対応機種:Apple Watch Series 4以降
影響:物理的なアクセス権を持つ攻撃者は、Siri を使用して機密性の高いユーザーデータにアクセスできる可能性があります。
説明:この問題は、ロックされたデバイスで提供されるオプションを制限することで解決しました。
CVE-2024-40818: Bistrit Dahal and Srijan Poudel
Sandbox
対応機種:Apple Watch Series 4以降
影響:アプリがプライバシー設定をバイパスできる可能性
説明:この問題は、状態管理の改善により解決されました。
CVE-2024-40824: Wojciech Regula of SecuRing (wojciechregula.blog) and Zhongquan Li (@Guluisacat) from Dawn Security Lab of JingDong
watchOS10.6アップデートの評判
記事公開時点では、watchOS10.6アップデートによってApple Watchの文鎮化、初期化を必要とするような重大な問題を報告する投稿はSNSで見受けられてませんでした。
筆者の端末についてもアップデートを完了していますが、アップデート後も重大な問題は発生しておらず、使用することができています。
watchOS10.6アップデートの方法について
Apple WatchをwatchOS10.6にアップデートには、iPhoneを同日リリースされたiOS17.6アップデートし、Apple Watchを充電器に載せた状態でWatchアプリからアップデートを実行してください。
アップデートする際は、Apple WatchのBattery残量を50%以上まで充電し、iPhoneをWi-Fiに接続した上で、アップデートが完了するまで再起動したり、Watchアプリを閉じないよう注意してください。
iPhoneに「watchOS 10.6 最新のバグ修正およびセキュリティの強化がすべてインストールされ、Apple Watchは最新の状態になりました」と表示された後は、再起動やWatchアプリを終了しても問題ありません。
バッテリーの急激な減りがあります。
海外のSNSでも報告されていますよ。