2025年7月30日、Apple Watch向けにwatchOS11.6アップデートがリリースされました。このアップデートでは、重要なバグ修正とセキュリティアップデートが行われています。
watchOS11.6アップデートの概要
- 重要なバグ修正
- CVE-ID基準で21件のセキュリティ問題の修正
- 新機能や変更は確認されていない
目次
watchOS11.6アップデートの内容について
2025年7月30日、watchOS11.6アップデートがリリースされました。今回のアップデートは重要なバグ修正とセキュリティアップデートが行われており、新機能の追加や変更は確認されていません。
執筆時点、筆者のApple Watchには英語版のリリースノートが配信されていました。今後日本語版のリリースノートに差し替えられるものと思われますが、ここでは翻訳版を記載します。
watchOS 11.6
379MBこのアップデートには、バグ修正とApple Watch向けの重要なセキュリティアップデートが含まれています。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下をご覧ください:
https://support.apple.com/100100
watchOS11.6アップデートのサイズと所要時間
筆者のApple Watchでは、watchOS11.6のアップデートサイズは379MBとなっており、約50分でアップデートが完了しました。前回のwatchOS11.5と比べるとサイズも小さいためか時間も短く済みました。
watchOSのサイズや機種により使用環境により異なるため、正確なサイズは「watchアプリ→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で確認してください。
watchOS11.6のセキュリティアップデートの内容
watchOS11.6アップデートでは、CVE-ID(脆弱性識別子)基準で21件のセキュリティ問題が修正されています。詳細な内容はApple公式サイトのAbout the security content of watchOS 11.6で公開されています。以下は修正された一部の問題です。
watchOS11.6セキュリアップデートの一部
- 悪意のあるウェブコンテンツを処理すると、機密性の高いユーザー情報が漏洩する可能性(WebKit)
- 悪意のあるウェブコンテンツを処理すると、予期せずSafariがクラッシュする可能性(WebKit)
- 権限のないユーザーが制限されたネットワーク設定を変更できる可能性(CFNetwork)
- アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性(CoreMedia Playback)
watchOS11.6は、特にWebKitに関するセキュリティアップデートが多いので、メッセージやメールに添付されたURLをApple Watch上で開く機会が多い場合にはアップデートを済ませておくと安心です。
※ 同日リリースされたiOS18.6ではアクセシビリティやメールといった、アプリに関するセキュリティアップデートが含まれています。
watchOS11.6の評判と筆者端末の状況
執筆時点では、watchOS11.6アップデートによる文鎮化など、重大な問題を報告する投稿はSNS上で見られませんでした。また筆者のデバイスもwatchOS11.6にアップデート済みですが、特に問題なく動作しています。
watchOS11.6はリリースされてから間もないこともあり、同時リリースされたiOS18.6よりも更に口コミが少ない状況です。動作に不安がある場合は、数日様子を見てからアップデートすることをお勧めします。
watchOS11.6アップデートの方法について
watchOS11.6にアップデートする場合は、Apple Watchを50%以上まで充電し、iPhoneをWi-Fiに接続した状態のままアップデートを実行してください。
アップデート中はApple Watchを充電器に載せたままにし、再起動やWatchアプリを終了せずにアップデートの完了を待つ必要があります。
アップデートが完了すると、iPhoneに「watchOS 11.6 最新のバグ修正およびセキュリティの強化がすべてインストールされ、Apple Watchは最新の状態になりました」と表示されます。
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