Apple Watch向けにwatchOS10.5がリリースされています。watchOS10.5では、新しいプライドラディアンス文字盤の追加などが行われています。
目次
watchOS10.5アップデート内容と変更点
watchOS10.5では、新しいプライドラディアンス文字盤が追加されました、なお同日リリースされたiOS17.5についても、同じテーマのロック画面の壁紙が追加されています。
アップデートのサイズは、Apple Watchのモデルや使用状況によって差があるものの、検証機では446MBとなっており、アップデート完了まで30分程度の時間が掛かりました。
watchOS 10.5には、LGBTQ+のコミュニティと文化をたたえる新しいプライドラディアンス文字盤、新機能と機能改善、およびバグ修正が含まれます。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
watchOS10.5のセキュリティアップデートについて
watchOS10.5では、CVE-ID基準で5件のセキュリティアップデートが行われており、ユーザーの同意なしに機密データが出力される可能性、アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性などが対処されています。詳細はAbout the security content of watchOS 10.5で確認できます。
AppleAVD
Available for: Apple Watch Series 4 and later
Impact: An app may be able to execute arbitrary code with kernel privileges
Description: The issue was addressed with improved memory handling.
CVE-2024-27804: Meysam Firouzi (@R00tkitSMM)
Shortcuts
Available for: Apple Watch Series 4 and later
Impact: A shortcut may output sensitive user data without consent
Description: A path handling issue was addressed with improved validation.
CVE-2024-27821: Kirin (@Pwnrin), zbleet, and Csaba Fitzl (@theevilbit) of Kandji
watchOS10.5アップデートの評判
記事公開時点では、watchOS10.5アップデートによってApple Watchの文鎮化、初期化を必要とするような不具合の報告は見受けられませんでした。また検証機もアップデートを完了していますが、とくに問題はありません。
watchOS10.5アップデート方法について
Apple WatchをwatchOS10.5にアップデートする場合は、iPhoneを同日リリースされたiOS17.5にアップデートし、Apple Watchを充電器に載せた状態でWatchアプリからアップデートを実行してください。
また、アップデートはApple Watchのバッテリー残量を50%以上まで充電し、iPhoneをWi-Fiに接続した上で、アップデートが完了するまで再起動したり、Watchアプリを閉じないよう注意してください。
iPhoneに「watchOS 10.5 最新のバグ修正およびセキュリティの強化がすべてインストールされ、Apple Watchは最新の状態になりました」と表示された後は、再起動やWatchアプリを終了しても問題ありません。
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