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【Twitter】フェイクメディアを含む危害あるツイートに警告ラベルの表示を開始

本日2020年3月5日、iOS版Twitterアプリのver.8.11アップデートがリリースされており、リリースノート内にて「混乱や損害を引き起こす可能性がある操作された画像または動画を含むツイート」の対策(操作されたメディアのラベル表示、RT前に警告等)について言及しています。

フェイク画像や動画を含む危害あるツイートに警告ラベルが表示

2020年3月5日にリリースされたiOS版Twitterアプリのver.8.11では、Twitterが合成または操作されたメディアに対する新たな対策として実施する、混乱や損害を引き起こす可能性がある操作された画像または動画を含むツイートへのラベル表示や警告表示の対応が行なわれた模様です。

Twitterをより快適にご利用いただくための更新についてお知らせします。
Twitterでは、混乱や損害を引き起こす可能性がある操作された画像または動画を含むツイートがあることを認識しています。
3月5日から、このようなツイートを示し、その背景情報を伝えるラベルが追加されます。さらに、誤解を招く目的で、損害を引き起こすと思われる合成または操作されたメディアを共有することはできないという新しいルールも適用されます。

該当ツイートはラベル付け、リツイート前に警告表示など

Twitterで本日より実施となる合成または操作されたメディアに対する新たな対策は、先月2月4日に公式ブログディープフェイクやチープフェイク等のフェイクメディアによる危害を防ぐ目的として発表された施策の一つです。

危害をもたらす可能性のある“合成または操作されたコンテンツを含むツイート”には、ラベル(操作されたメディア)が付けられ、リツイートやいいねの前に警告が表示されるなど、次のすべての措置が講じられます。

  • ツイートにラベル(操作されたメディア)が表示される
  • リツイート、いいねの前に警告が表示される
  • Twitter上で該当ツイートが表示されづらくなり、「おすすめ」されないようになる
  • 可能な場合は、背景情報が含まれるウェブサイトへのリンクなどの追加情報が表示される

twitterフェイク対策

ラベルを表示する基準(ルール)は公式ブログで明確にされており、次の3つの要件を基準にラベル付けなどの判定が行われるようです。

  • 利用者を欺くことを意図して、大幅に改ざんされていたり、ねつ造されていたりするか
  • 利用者を欺くことを意図して共有されているか
  • 公共の安全に影響を及ぼしたり、深刻な存在をもたらしたりする可能性はあるか

フェイク判定のルール

「ラベルが表示されない=正しい情報」とは限らないので注意が必要

今回の合成または操作されたメディアに対する新たな対策は「合成または操作されたコンテンツを含むツイート」を対象としているため、コンテンツを含まないテキストベースのツイートは対策の対象外です。

そのため、日本でも社会問題となっているデマ「トイレットパーパーが日本で品薄になる」といったような、個人が発信したテキストベースのフェイクツイートにはラベルが表示されないため、ラベルが表示されないからといって正しいといった訳では無いので誤解しないよう注意が必要です。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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