2026年3月18日、バックグラウンドセキュリティ改善(Background Security Improvements)として、iOS26.3.1(a)がリリースされました。
iOS26.3.1(a)では、悪意のあるウェブコンテンツを処理により、同一オリジンポリシーが回避される可能性がある問題が修正されています。
「すべてのユーザーに推奨されるセキュリティ改善」とされているため、アップデートの適用をお勧めします。
本記事では、iOS26.3.1(a)の詳細と、バックグラウンドセキュリティ改善の適用方法を解説します。
目次
iOS26.3.1(a)など「バックグラウンドセキュリティ改善」が配信開始
Appleはバックグラウンドセキュリティ改善(Background Security Improvements、以下BSI)として、以下のアップデートをリリースしました。
SBIで配信されたアップデート各種:
- iOS 26.3.1 (a)
- iPadOS 26.3.1 (a)
- macOS 26.3.1 (a)
- macOS 26.3.2 (a)
iOS 26.3.1 (a)
このバックグラウンドセキュリティ改善には追加的な保護が含まれ、すべてのユーザーに推奨されます。
バックグラウンドセキュリティ改善については、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/102657
バックグラウンドセキュリティ改善(BSI)とは?
BSIは、従来の「Rapid Security Response(緊急セキュリティ対応)」の後継機能にあたります。
iOS自体のアップデートを待たずに、SafariやWebKitフレームワークのスタックなど、システムライブラリをセキュリティパッチで保護できる仕組みです。
バックグラウンドセキュリティ改善は、Safariブラウザ、WebKitフレームワークのスタック、その他のシステムライブラリなどのコンポーネントに対して小規模なセキュリティリリースを配信し、通常のソフトウェアアップデートとは別に、これらのシステムライブラリを軽量で継続的なセキュリティパッチで保護します。
引用:Apple
iOS26.3.1(a)ではWebKitの脆弱性(同一オリジンポリシー回避)を修正
Apple公式サイトによると、iOS26.3.1(a)ではWebKitに関する脆弱性(CVE-2026-20643)の修正が行われています。
具体的には、悪意のあるウェブコンテンツを処理した際に、同一オリジンポリシー(Same Origin Policy)を回避できる可能性がある問題の対処です。
WebKit
Available for: iOS 26.3.1, iPadOS 26.3.1, macOS 26.3.1, macOS 26.3.2
Impact: Processing maliciously crafted web content may bypass Same Origin Policy
Description: A cross-origin issue in the Navigation API was addressed with improved input validation.
WebKit Bugzilla: 306050
CVE-2026-20643: Thomas Espach
引用:Apple
この問題の対処により、異なるサイト間でデータが不正に読み取られてしまうリスクが修正されたと考えられます。
JavaScriptなどのクライアントスクリプト(ブラウザなどのクライアント側のシステムで動作するスクリプトのこと)からサイトをまたがったアクセスを禁止するセキュリティ上の制限でありブラウザのサンドボックスに用意された制限の一つ。
引用:Qiita
バックグラウンドセキュリティ改善のアップデート方法について
バックグラウンドセキュリティ改善は、通常のソフトウェアアップデートとは異なり「プライバシーとセキュリティ」から実行できます。
筆者自身、RSRと同じ感覚でソフトウェアアップデート画面を開いてしまったので、直感的にわかりにくいかもしれません。

セキュリティ改善アップデートのインストール手順:
- 「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」タップ
- 「バックグラウンドセキュリティ改善」をタップ
- 入手可能欄の「インストール」をタップ
- ダウンロード完了後に「再起動してインストール」をタップ
実機検証:アップデートの所要時間とストレージ容量の変化
筆者のiOS26.3.1がインストールされたiPhone 17をiOS26.3.1(a)にアップデートしたところ、所要時間は約4分で完了しました。
アップデート前後でiOSとシステムデータのサイズを比較したところ、iOSは10MB増、システムデータは180MB増となりました。

| 項目 | iOSのサイズ | システムデータ |
|---|---|---|
| iOS26.3.1 | 20.37GB | 7.75GB |
| iOS26.3.1(a) | 20.38GB | 7.93GB |
機種や使用状況により結果は異なりますが、筆者の端末ではシステムデータが約2%増える結果となりました。
不具合が起きたら?セキュリティ改善を削除する手順
バックグラウンドセキュリティ改善によるiOSアップデート後、端末で問題が発生した場合は以下の手順で削除できます。

セキュリティ改善アップデートの削除手順:
- 「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」タップ
- 「バックグラウンドセキュリティ改善」をタップ
- インストール済み欄の「i」をタップ
- 「削除して再起動」をタップ
ただし、「安全性が損なわれる可能性がある」といったセキュリティの警告が表示されるため、まずは以下の対処を試すことをお勧めします。
軽微な問題が発生した時の対処:
- アプリ使用時の問題:アプリのアップデートや再起動
- 端末自体が重いなど動作の問題:iPhoneの再起動
- インターネット通信に関する問題:Wi-Fiやモバイルデータ通信の、機内モードのオンオフ、VPNのオフ
- モバイル通信(通話)に関する問題:モバイル通信のオンオフ、デバイスの再起動
- バッテリー消費量が増えた:アップデート後、48時間程度を目安に様子を見る


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