2024年7月頃から、詐欺SMSなどに記載されたURLをタップした際、Googleを装った偽サイト「新しいバージョンのアプリがあります。アプリを更新して下さい」が表示される事例が報告されています。
目次
「新しいバージョンのアプリがあります。アプリを更新して下さい」に注意
詐欺SMSなどに記載された不審なURLを開いた際、Googleを装った偽サイトに転送され、画面に「新しいバージョンのアプリがあります。アプリを更新して下さい」と表示されることがあります。
新しいバージョンのアプリがあります。アプリを更新して下さい
偽アプリのダウンロードが目的、ボタンを押さずページを閉じる
Googleを装った偽サイトは、マルウェアを含む偽アプリをダウンロードさせることを目的としています。誤ってアクセスした場合はページを閉じるようにしてください。
誤って偽サイトでボタンをタップしてしまうと、偽アプリがダウンロードされますが、スマートフォンの設定によっては「有害なファイルの可能性があります」などの警告が表示され、ダウンロードの確認を求められることがあります。
この警告が表示された場合は、画面に表示された保存やダウンロードを続行といったボタンをタップしない限りは、偽アプリ(○○○.apk)がダウンロードされることはありません。
ファイルを安全にダウンロードできません
有害なファイルの可能性があります
スパイウェアやマルウェア、BankBotなどの脅威
偽サイトで配布されている偽アプリをVirusTotalでスキャンしたところ、複数のウイルス対策エンジンにより、スパイウェアやマルウェア、銀行詐欺を目的としたBankBotなどの脅威が検出されました。
もし偽アプリをインストールしてしまった場合は、キャリアが用意しているセキュリティアプリ(例:ドコモのあんしんセキュリティアプリ)や、市販されているセキュリティアプリを使用して、デバイスのフルスキャン、偽アプリを削除するようにしてください。
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設定で不明なアプリのインストールはオフにする
Androidスマートフォンでは、Google Play以外で配信されている、提供元不明のアプリについては、デフォルトでダウンロードやインストールが制限されていることが多いです。
もし警告すら表示されず、偽アプリがダウンロードされてしまった場合は、スマートフォンの設定アプリから、不明なアプリのインストールがオフになっていることを確認してみてください。
- 設定アプリを開く
- アプリと通知をタップ
- 特別なアプリアクセスをタップ
- 不明なアプリのインストールをタップ
- 使用しているブラウザなどをタップ
- この提供元のアプリを許可をオフにする
※ 機種によって手順やボタン名称が異なる場合があります。
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