SBAPP

+280100からの電話は総務省を騙る詐欺!手口と対処を解説

2025年3月20日現在、電話番号「+280100」から不審な着信が相次いでおり、XなどのSNSで「+280100から詐欺電話が掛かってきた」との報告が増加しています。

この電話に出ると、総務省名乗る自動音声で「通信サービスを2時間以内に停止させていただきます」と流れますが、これは特殊詐欺であるため無視してください。

+280100は総務省を騙る特殊詐欺電話

2025年3月頃から、電話番号「+280100」からの不審な着信が相次ぎ報告されています。

この電話は総務省を装った詐欺電話で、「お客様の通信サービスを2時間以内に停止させていただきます」と不安を煽る手口で、オペレーターへの転送を誘導する内容になっています。

こちらは総務省の総合通信局です。お客様の通信サービスを2時間以内に停止させていただきます。オペレーターにおつなぎする場合は「1」を押してください。

総務省から個人に電話が掛かってくることは無い

総務省を装った詐欺電話は昨年から報告されていますが、総務省は電話や通信の利用について個人に電話をすることは無いため、今回の「+280100」のような総務省を名乗る電話は特殊詐欺と考えて良いです。

総務省では、電話や通信の利用等に関して、個人情報を尋ねたり、金品を要求したりすることや、マイナ保険証の利用等に関して、個人に電話をしたりすることは、一切ありません。

引用:総務省

総務省に限らず、身に覚えのない国際電話から「利用料金が発生しているため少額訴訟に移行する」「携帯電話を2時間後に停止する」といった着信があった場合は、まずは特殊詐欺を疑ってください。

心当たりがある場合でも、その場ではオペレーターに繋げず、相手が名乗った企業の公式サイトで問い合わせ先を確認し、電話の内容について確認すると良いかと思います。

身に覚えのない国際電話は無視が安全

身に覚えのない「+」から始まる国際電話に出ないことが最も安全です。誤って電話に出てしまい、オペレーターへの転送を促された場合は、指定されたキーを押さずに通話を切ることが大切です。

もしオペレーターに個人情報を伝えてしまい、被害を受けたり不審な郵便物が届くようになった場合は、最寄りの警察署や国民生活センターに相談することをお勧めします。

電話に出てしまった場合の影響について(経験談)

筆者も自動音声による特殊詐欺電話を着信した経験があり、意図的に電話に出たこともありますが、指定された番号を押さない限り、オペレーターには転送されませんでした。

電話はオペレーターに転送される前に切りましたが、折り返しの電話や不審な着信が増えることは無かったので、誤って電話に出てしまっても速やかに切れば、大きな問題にはならないと考えられます。

ただ、これはあくまで筆者の経験談であり、手口が変化する可能性もあるため、誤って電話に出てしまった場合は「すぐに電話を切る」「個人情報を伝えない」ことが重要です。

国際電話と自動音声による特殊詐欺が増えています。筆者のiPhoneや固定電話でも何度か着信しています。

ライブ留守番電話や通話スクリーニングの活用

iOS17以降のiPhoneをお使いの場合は、自動文字起こしに対応した留守番電話機能を使用できます。

この機能を使用すると、何度か呼び出し音が鳴った後、自動的に留守番電話に転送されるようになり、記録された通話内容を電話アプリの留守番電話タブで確認できるようになります。

  1. 「設定アプリ」を開く
  2. 画面をスクロールして「アプリ」をタップ
  3. 「電話」をタップ
  4. 「ライブ留守番電話」をタップ
  5. スイッチをオンにする

また、Androidスマートフォン(Pixel)の場合は、電話に出る前に名前と用件を確認できるスクリーニング機能が用意されています。設定方法等はGoogleの「通話を応答前にスクリーニングする(Google)」を参考にしてください。

コメントを投稿する(承認後に反映)

*

Return Top