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+1844から始まる電話番号はどこの国?NTTファイナンスを騙る国際電話詐欺に注意

2024年4月頃より、+1844から始まる電話番号から、NTTファイナンスを騙る詐欺電話の着信が増えています。SNSでは「1844で始まる国際電話がスマホに掛かってきた」「+1844はどこの国?存在するの?」といった声が挙がっています。

+1844からNTTファイナンスを騙る詐欺電話の着信

2024年4月頃より、+1844から始まる電話番号から、NTTファイナンスを騙る詐欺電話を着信したとの声がSNSで増えています。自動音声でキーをプッシュするよう案内される場合もありますが、誤って受話してしまった場合は、キーを押さずに通話を切るようにしてください。

NTTファイナンスより重要なお知らせです。現在ご利用中の電話回線にて、未納料金が発生しているため、法的措置へ移行いたします。オペレーターにおつなぎする場合は1を押してください。

国際電話による未納料金の請求電話は詐欺の可能性が高い

NTTファイナンスは、国際電話や自動音声ガイダンスによる詐欺が増えているとして、『NTTファイナンスでは、国際電話によりお客様に連絡をしたり、未納料金等の支払いを案内することはございません。』と注意喚起しています。

NTTファイナンスに限らず、見覚えのない電話番号、とくに+1などから始まる国際電話による着信が入り、未納料金などを請求された場合は「詐欺」と疑うようにし、一旦通話を切るようにしてください。

もし未納料金の請求に不安を感じる場合は、検索サイトで請求元、今回であればNTTファイナンスの公式サイトを開き、問い合わせフォームや電話による問い合わせ窓口から、着信が正規の連絡であるか確認するようにしてください。

「NTTファイナンス」を名乗る、国際電話からの着信、自動音声ガイダンスによる架空の未納料金を請求するなどの詐欺が多く発生しています。
NTTファイナンスでは、国際電話によりお客様に連絡をしたり、未納料金等の支払いを案内することはございません。
決して応じることのないようご注意ください。

引用:NTTファイナンス

+1844はアメリカ、カナダ、カリブ海やマリアナ諸島の国々からの電話

+1844から始まる電話番号の「+1」はアメリカ等の国番号、「844」がフリーダイヤル番号であるため、アメリカやカナダ、カリブ海やマリアナ諸島の国々から発信された可能性が考えられます。

+1の後に続く3桁の番号がアメリカの地域番号の場合は、アメリカ本土からの着信と判断できますが、今回の「844」は北米電話番号計画(NANP)の対象国である、北米、カリブ海、マリアナ諸島の国々で利用できるフリーダイヤル番号なので、発信元の国を特定することは困難です。

Rather than being tied to a particular city, region, or state or being connected with a given time zone, a toll-free code will cover the entirety of the NANP. This includes not only the United States and Canada but also parts of the Caribbean Sea, as well as a few islands in the Atlantic and Pacific Oceans.

(訳) フリーダイヤル番号は、特定の都市、地域、州に結びついたり、特定のタイムゾーンに結びついたりするのでは無く、NANP全体をカバーします。これには、米国とカナダだけでは無く、カリブ海の一部、大西洋と太平洋のいくつかの島々も含まれます。

引用:MightyCall

北米電話番号計画(ほくべい でんわばんごう けいかく、英:North American Numbering Plan, NANP)は、アメリカ合衆国とその海外領土、カナダ、西インド諸島の国々やイギリス海外領土などを対象とした国際電話番号の電話番号計画。1-に続く3桁の国番号または地域番号に7桁の電話番号を組み合わせた形式に統一されている。

引用:Wikipedia

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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