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iOS26.5アップデート内容と不具合を解説、RCS暗号化や61件のセキュリティ修正など

2026年5月12日、iPhone向けにiOS26.5アップデートがリリースされました。主なアップデート内容は「暗号化を使用したRCSメッセージ」と「プライドルミナンス壁紙」の追加です。

また、61件のセキュリティ修正も含まれており、アプリがルート権限を取得できる可能性がある脆弱性(CVE-2026-28951)など、複数の脆弱性が対処されています。

iOS26.5アップデートの内容について

2026年5月12日、iPhoneとiPad向けにiOS26.5およびiPadOS26.5アップデートがリリースされました。

暗号化を使用したRCSメッセージ(ベータ版)、光の屈折により様々な色合いを楽しめるプライドルミナンス壁紙が追加されています。

このアップデートには、以下の機能強化が含まれます:
・対応している通信事業者では”メッセージ”でエンドツーエンドの暗号化を使用したRCSメッセージ(ベータ版)が利用できるようになり、順次拡大される予定です。詳しい情報:
https://support.apple.com/ja-jp/109526
・ダイナミックに光を屈折させてさまざまな色合いを生み出すプライドルミナンスの壁紙がダウンロード可能になりました

また、CVE-ID(共通脆弱性識別子)基準で合計61件の脆弱性が修正されており、その中にはマルウェアの基盤にもなる「アプリがルート権限を取得できる可能性」が含まれます。

対応機種:iPhone 11以降、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、iPad Pro 11インチ(第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)

影響:アプリケーションがルート権限を取得できる可能性がある

説明:状態管理の改善することで認証に関する問題に対処しました。

CVE-2026-28951: Csaba Fitzl (@theevilbit) of Iru

引用:About the security content of iOS 26.5 and iPadOS 26.5

RCSメッセージのエンドツーエンドの暗号化に対応

iPhoneでは、Apple製デバイスや他社製デバイスと電話番号で写真や動画、テキストの送受信ができるRCSメッセージが使用できます(iOS18.4以降)。

これまでデバイス間での送信中に第三者によって読み取られる恐れがありましたが、iOS26.5でエンドツーエンドの暗号化(E2EE)が導入されました。

AppleのRCSの実装は、業界標準に基づいています。RCSのメッセージはエンドツーエンドで暗号化されないため、デバイス間での送信中に第三者による読み取りを阻止することができません。

引用:Apple公式サイト

筆者の環境で「エンドツーエンドの暗号化(ベータ版)」がデフォルトでオンであることを確認しましたが、以下の手順で設定を変更できます。

RCSメッセージの暗号化の設定手順:

  1. 「設定」を開く
    ホーム画面で「設定」をタップする。

  2. 「アプリ」をタップ
    画面をスクロールして「アプリ」をタップする。

  3. 「メッセージ」をタップ
    画面をスクロールして「メッセージ」をタップする。

  4. 「RCSメッセージ」をタップ
    画面をスクロールして「RCSメッセージ」をタップする。

  5. 「エンドツーエンドの暗号化(ベータ版)」をタップ
    「エンドツーエンドの暗号化(ベータ版)」のスイッチをオンにする。
    iOS26.5でRCSメッセージの暗号化をオンにする手順

様々な色合いを楽しめる壁紙「プライドルミナンス」が追加

光の屈折によって様々な色合いを生み出す壁紙「プライドルミナンス」が追加されました。

壁紙の設定時に横スワイプで11パターン切り替えられるほか、自分好みの色を選択してカスタマイズを楽しむこともできます。

壁紙「プライドルミナンス」の設定手順:

  1. 「設定」を開く
    ホーム画面で「設定」をタップする。

  2. 「壁紙」をタップ
    画面をスクロールして「壁紙」をタップする。

  3. 「新しい壁紙を追加」をタップ
    「壁紙を追加する」ボタンをタップする。

  4. プライドの「入手」をタップ
    画面をスクロールしてプライド欄の「入手」ボタンをタップする。

  5. 壁紙を選択する
    プライド欄の先頭、縦ストライプの壁紙をタップする

  6. 色合いを変更する
    左右スワイプで色合いを変更する。

  7. 「追加」をタップ
    右上の「追加」ボタンをタップする。

  8. 「壁紙を両方に設定」または「ホーム画面をカスタマイズ」をタップ
    ホーム画面とロック画面に適用する場合は「壁紙を両方に設定」、更にホーム画面を編集する場合は「ホーム画面をカスタマイズ」をタップする。
    iOS26.5でプライドルミナンス壁紙を追加する手順

iOS26.5での不具合の改善状況

前回のiOS26.4.2までに報告されている不具合で、複数のユーザーから報告されているものをピックアップして、iOS26.5時点の改善状況を調査しました。

バグ 改善状況 詳細な記事
音量調整ボタンが反応しない 調査中 iOS26.4で音量調整できない・ボタンが効かない不具合は再起動で対処(iPhone SE3等)
iPhone SE(第2世代)などでゲームアプリがクラッシュする 調査中 iPhone SE 第2世代でiOS26.4後にアプリが落ちる問題が発生(ポケモンGOなど)
画面収録で音声にノイズが入る 改善なし(筆者のiPhone 17で再現) 【iOS26.4】iPhoneの画面収録が音割れする?ノイズが入る不具合の詳細と対処

画面収録の音声にノイズが入る問題は依然として改善しておらず、筆者の端末でも確認できました。

音量調整やゲームアプリのクラッシュは、再現できていないため調査中ですが、開発者向けのRC版では「クラッシュする状態は変わらなかった」との報告があります。

iOS26.5アップデートのサイズと所要時間、ストレージ使用量の比較

筆者のiPhone 17では、iOS26.4.2からiOS26.5へのアップデートでサイズが1.61GB、16分でアップデートが完了しました。

アップデート完了後にストレージ使用量を確認したところ、iOSは21.76GB、システムデータは4.16GBとなっていました。

システムデータは使用状況により増減するため参考値ですが、iOSに関しては20MBほど増える結果になりました。

iOS26.5アップデート前後のストレージ使用量の比較
iOS26.5アップデート前後のストレージ使用量の比較。記事ではiOS26.4.2当時のアップデート直後と比較しています。
iOSバージョン iOSのサイズ システムデータ
iOS26.3.1 20.37GB 1.14GB
iOS26.3.1(a) 20.39GB 6.79GB
iOS26.4 21.75GB 9.71GB
iOS26.4.1 21.74GB 10.9GB
iOS26.4.2 21.74GB 5.95GB
iOS26.5 21.76GB 4.16GB

※ ストレージ使用量はiOSアップデート直後で比較計測(iPhone17)

iOS26.5までの不具合・改善状況まとめ

情報提供のお願い

iOS26.5で不具合が発生または解消した場合は、コメント欄で詳細を共有していただけると幸いです。不適切な言葉などを含む場合は非承認にすることがあります。

問題 対処
ロック画面の時計が縦長になる ロック画面の壁紙で3D効果を解除、あるいは壁紙の位置を微調整する。
ミュージックをAirPlayで再生中、AutoMixの設定などを変更すると再生機器から音が聞こえなくなる 設定の変更操作を一旦中断してミュージックアプリを終了し、時間をあけて再度再生。
画面収録の音声が音割れ・ノイズが入る ・画面収録でマイクをオンにする
・ワイヤレスイヤホンやスピーカーを接続した状態で画面収録をする
メールやカレンダーが表示されない、真っ白になる ・iPhoneの再起動
・各メール/カレンダーアカウントのオンオフ
・各メール/カレンダーアカウントの再ログイン
システムデータのサイズが肥大化する ・iPhoneの再起動
・バックアップの作成と復元
・Apple Intelligenceの無効化
・Mac/PCでの同期
・PC上でiCloud上のファイルを整理
カメラの映像がグレーになり何も映らない、QRコードが読み取れない iPhoneの再起動
キーボードのキーが真っ白で表示されない アクセシビリティ設定の「透明度を下げる」や「コントラストを上げる」のオンオフ
ホーム画面の壁紙が真っ黒になる ・iPhoneの強制再起動
・壁紙を別のセットに切り替えて元に戻す
・壁紙をカスタマイズして画像を設定し直す
バッテリーの減りが速くなった ・アップデート完了から48時間以上経過するのを待つ
・バックグラウンドで動作しているアプリの見直し
・使い方の変化による影響(新機能の試用、再起動や設定見直といった操作頻度など)
低電力モード中、スクリーニングが機能しない ・Appleが修正するまでは低電力モードを解除する必要があります。
電話アプリで「連絡先を着信拒否」が表示されない ・電話アプリの表示形式を「クラシック」と「統合」で切り替える
Amazonアプリなど一部アプリの使用中に本体が発熱する 該当アプリを再インストールする。
システムサービスのデータ通信量が増加する iOS26.4で再発報告。数年前から続く問題でデバイスの再起動を控えると緩和する傾向。
「iOSは最新の状態です」でアップデートできない(USB-C端子搭載モデル) iPhoneをリカバリーモードに切り替え、PC経由でアップデートできた事例が報告
SafariのWebサイトデータで一部サイト情報が削除できない 回避方法が見つかっていません。必要に応じてブラウザの変更の検討も。

iOS26.5でバッテリーの減りが早い時の対処法

iOS26.5アップデート後、内部処理の影響で一時的にバッテリーの消耗が早くなったり、本体が発熱する可能性があります。

メジャーリリースでは特に、アップデートの完了直後に、バッテリー駆動時間や熱性能への一時的な影響に気付くことがありますが、これは正常な動作です。検索用データやファイルのインデックス作成、新しいアセットのダウンロード、アプリのアップデートなどのセットアップ処理を、デバイスはバックグラウンドで行い、完了まで時間がかかるためです。

引用:Appleソフトウェアアップデートについて

筆者もiOS18からiOS26にアップデートした際、数時間で50%以上減少した経験もありますが、まずは48時間ほど様子を見るようにしてください。

急ぎ改善したい場合は設定や使い方の見直しも有効ですが、まずは2~3日程度様子を見ることをお勧めします。

バッテリーの減りを抑える設定と使い方:

  • インターネット共有(テザリング)を使用しない場合はオフ(設定モバイル通信インターネット共有
  • モバイル通信が繋がらない、圏外になる場所では機内モードをオン
  • アプリの位置情報を必要最低限のみ許可(設定プライバシーとセキュリティ位置情報サービス)※ 位置情報を常時必要とするアプリ、ナビや緊急速報等はオフにしないでください。
  • iPhoneの自動ロック(設定画面表示と明るさ自動ロック)を短くする
  • 画面の明るさを自動にする(設定アクセシビリティ画面表示とテキストサイズ明るさの自動調節
  • 不要なアプリのバックグラウンド更新をオフ(設定一般アプリのバックグラウンド更新
  • インストール済みアプリを最新バージョンにアップデートする
  • ホーム画面やロック画面に配置するウィジェットを最低限まで減らす
  • マルチタスク画面(Appスイッチャー)でアプリを頻繁に終了しない
  • 外観モードをダークに変更する(設定画面表示と明るさダーク

よくある質問(FAQ)

QiOS26.5にアップデートすべきですか?
A
アプリがルート権限を取得できる可能性など、61件のセキュリティアップデートが含まれるため、セキュリティ保護のためにもアップデートをおすすめします。

QRCSメッセージの暗号化が効いているか確認する方法はある?
A
RCSメッセージが暗号化されている場合、メッセージ画面の上部に「暗号化」のラベルが表示されます。

Q画面収録のノイズ問題はいつ直るの?
A
現時点ではAppleからの公式な回答はなく、次期メジャーアップデートまで改善されない可能性もあります。現状、マイクをオンにして収録するか、ワイヤレスイヤホンを接続して回避する必要があります。

QiOS26.5アップデート後から動作が不安定になった
A
まずはデバイスの再起動を試してみてください。特定アプリでのみ問題がある場合は、アプリのアップデートも確認してください。Wi-FiやBluetoothの問題であれば、設定のオンオフで直ることもあります。

✓ 実機検証済み

情報の正確性と実機検証プロセス

検証アプリ

設定アプリ

OTAでiOSアップデートを実行

使用OS

iOS26.5

使用端末

iPhone17

検証結果・調査概要

文鎮化することなくiOS26.5アップデートが完了。現時点ではモバイル通信やWi-Fiも問題なく、特筆すべき問題は確認できなかった。

コメント欄

  • Comments ( 3 )
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  1. いつもコメントありがとうございます。
    以下はiOS26.4.2までにコメント欄で寄せられた問題報告です。前回の不具合の報告は記事中の表に反映しました。
    なお、以下の情報は記事本文の「iOS26.5までの不具合・改善状況まとめ」と重複する場合があります。

    ——————————————————————
    iOSアップデート後、アクセサリやアプリで問題が発生した場合、アクセサリやアプリ側に問題がある可能性もあります。
    アプリのアップデートや再インストール、ネットワーク機器やデバイスの再起動、アクセサリの接続し直しなど、一通りのトラブルシュートを試すことをお勧めします。
    ——————————————————————

    ●ネットワーク・接続関連
    – Wi-Fiには接続できるが、インターネットに繋がらない。(iPhone 17 Pro Max / iOS 26.2)

    ●電話・通知・アラーム関連
    – フラッシュ通知設定時、着信後に画面が暗くなったまま戻らなくなる。(iPhone 12 mini / iPhone 15)
    – 電話アプリの履歴画面で「連絡先を着信拒否」の項目が表示されない。(一部のiPhone SEシリーズ等で継続中)
    – タイマーの時間が、設定変更してもアップデート前のデフォルト時間(例:3分55秒)に勝手に戻ってしまう。
    – アラームを止めた後、しばらくの間キーボードのタップ音が極小になる。

    ●その他のアプリ
    – ジャーナルアプリで検索がヒットしない。(iOS 26.4.1)
    – SafariでブックマークがiCloud同期されない、または遅れる。(iOS 26.4.1)
    – モバイル決済時にPayPayアプリが直接開かなくなった。(iOS 26.4.1)
    – 一部の車種でCarPlayでブロックノイズが発生し、表示が崩れてアイコンを識別できなくなる。(iPhone17 / iOS26.4.2)。

    ●ホーム画面・操作関連
    – ホーム画面でアプリのアイコンを長押ししてドラッグする移動操作ができなくなった。(iOS 26.0以降継続中)
    – 画面がフリーズし、スライドでの電源オフ操作も受け付けなくなる。
    – 壁紙の設定で、ホーム画面とロック画面を別々に設定できなくなった。
    – 壁紙の天気が「Loading」のまま表示されなくなった。(iOS 26.4.1)

    ●カメラ・オーディオ関連
    – カメラが映らない不具合が再発する。再起動で一時的に直るが、翻訳アプリやQRコード読み取り等で再発しやすい。(iPhone 13 Pro Max)
    – ミュージック認識(Shazam等)を中断した際、一瞬だけ爆音になる。(iPhone 14 / iOS 26以前から継続)

    ●システム機能・バッテリー関連
    – YouTubeアプリ使用時に本体が異常に熱くなり、バッテリー消費が激しくなる。(iPhone 14 Pro / iOS 26.2)
    – Appleアカウントへのサインインを求められ、入力しても「不明なエラー」でログインできない。(iPhone 17 / iOS 26.2)
    – スクリーンタイムの使用制限が正しく動作せず、使用状況に関わらず翌朝に制限がかかった状態になる。(iPhone 14 Pro / SE3)
    – 画面読み上げ機能(アクセシビリティ)がSafari等で正常に動作せず、再生ボタンが反応しない。(iPhone 15 Pro Max)
    – アップデート中にリンゴループが発生し、デバイスが起動しなくなる。(iPhone SE 第2世代)
    – アップデート2日目で再起動を繰り返すようになった(iPhone 15 / iOS 26.3 / 容量不足の懸念あり)

  2. 前日「天気壁紙」の件で投稿させていただいた者です。
    このトラブルについて、今回のアップデートで復旧しましたのでご報告します。
    いろいろアドバイスいただきありがとうございました。

    • 改善報告までご丁寧にありがとうございます..!
      無事、解消したとのことで良かったです。
      また何か問題が起きた時には気軽にコメント頂けますと嬉しいです!

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