iOS15.5アップデート後、一部ユーザーから「iPhoneが熱い」「データ通信量が増えた」「ギガの減りが早い」といった声が挙がっていますが、iOS15で追加された機能「モバイル通信経由でバックアップ」が原因になっている可能性があります。
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iOS15.5で本体が熱い、データ通信量が増えたとの声が増加
iOS15.5アップデート適用後、一部のiPhoneでアップデート以前に比べ本体が熱い、データ通信量(ギガ)の消耗が増えたといった声がTwitterなどのSNSで増えています。
目が覚めたらなんかよくわからんYouTubeの画面ひらいててiPhoneがものすごく熱い🔥🔥😖🔥🔥
自分の📱の劣化かと思ったら今回のiPhoneのアップデートしてから熱い!って友達も言ってたんだけど なんかおかしい?よね?
— なめくじみーちゃん🐌🦕 (@nmkjmiichan) June 11, 2022
iOSを15.5にアップデートしてからiPhone 13 Proがけっこう発熱するようになったな。。。明らかに以前よりも熱いもん。
— asuka_xp (@asuka_xp) June 2, 2022
本体が熱くなりデータ通信量も増えた時の原因について
iOSアップデートを適用して間もない頃は、内部処理の影響によりバッテリーを多く消耗し、本体が発熱する場合もありますが、もし以下に当てはまるような場合はiOS15で追加された「モバイル通信経由でバックアップ」が原因である可能性があります。
- iOS15未満からiOS15.5にアップデートした
- 「iPhoneの発熱」と「データ通信量増加(ギガの減りが早い)」の両方が発生している
- iOSアップデート適用から48時間経過しても本体が熱い、バッテリーの減りが早い
- iOSアップデート以前よりも電源接続中(充電中)の発熱が酷くなった
関連記事【iPhone】iOS15のモバイル通信経由でバックアップに注意、通信制限やバッテリー消耗の原因に
「モバイル通信経由でバックアップ」はデフォルトでオン
iOS15では、iCloudバックアップをモバイル通信経由で作成できる機能「モバイル通信経由でバックアップ」が追加され、iCloudバックアップを使用している場合は、この機能がデフォルトで「オン」に設定されています。
Wi-Fiに接続されていない場合、モバイル通信ネットワークを使用してiCloudに自動的にバックアップします。これにより、モバイルデータ通信プランを超過する可能性があります。
iCloudバックアップは、iPhoneがロックされた状態で電源に接続され、Wi-Fiもしくはモバイルデータ通信に接続されている時に作成されますが、モバイル通信経由でバックアップがオンになっていると、iPhoneを電源(充電器、モバイルバッテリー)に接続しているだけでiCloudバックアップが作成される場合があります。
iCloudバックアップ作成中は、バックアップデータの作成やアップロードに伴う発熱、大量のモバイル通信が発生する場合があり、これが「iPhoneが熱い」「データ通信量が増えた」の原因になっている可能性があります。
「モバイル通信経由でバックアップ」をオフにする手順
iOS15で追加された「モバイル通信経由でバックアップ」は以下の手順でオフにできます。「モバイル通信経由でバックアップ」をオフにすると、ロックされたiPhoneが電源に接続されており、且つWi-Fiに接続されている場合のみバックアップが作成されるようになります。
- 設定アプリを開く
- Apple ID(自分の名前)をタップ
- iCloudをタップ
- iCloudバックアップをタップ
- モバイル通信経由でバックアップをオフにする
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