Appleが旧機種※でバッテリーパフォーマンスが著しく低下(劣化)した場合、予期せぬシャットダウンによるトラブルを防ぐ目的として、iOS側で本体のパフォーマンスを低下させていると話題になっていました。
Appleが本日この件に対して謝罪を”お客様へのメッセージ”として公式サイトで公開しています。
※ iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus
2018年のiOSではバッテリーの詳しい状態が確認可能に
今回の謝罪では、今後ユーザーの信頼を取り戻すために、幾つかの施策を発表しています。
その中の一つとして、2018年初めにリリースするiOSソフトウェアアップデートで、ユーザーがiPhoneのバッテリーの状態を詳しく確認できる機能を追加すると伝えています。
これによりユーザーは、バッテリーがiPhoneのパフォーマンスに悪影響を与えているのか確認できるようになるとのこと。
Early in 2018, we will issue an iOS software update with new features that give users more visibility into the health of their iPhone’s battery, so they can see for themselves if its condition is affecting performance.
iOS 10.2.1以降であれば、バッテリーに問題がある場合は設定アプリ→バッテリーに「iPhone のバッテリーの点検修理が必要になる可能性があります」と表示されるものの、問題が生じていない場合は、ユーザー側で正しいバッテリーパフォーマンスを確認する術※はありません。
※ サードパーティーでバッテリーパフォーマンスを計測できるアプリもありますが、Apple公式の値では無い為、バッテリー交換対応時の目安としては扱われません。
現時点ではバッテリーに「問題がある」「問題がない」しか知ることはできませんが、来年リリースされるiOSでは、もしかするとバッテリーのパフォーマンスを数値で具体的に確認できるようになるかもしれませんね。
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