iPhoneで位置情報を使用するマップアプリやゲームをしていると、稀に現在地がずれたり現在地のマーカー(コンパス)が正しく自分を追ってくれないなど、挙動がおかしい状態になる場合があります。
トンネルや地下などGPSが受信しづらい環境では限界がありますが、通常の屋外で位置情報が正常に動作しない場合は、幾つかの対処法を試すことで改善する場合があります。
目次
iPhoneの再起動を試す
iOSの不具合によって位置情報の精度が落ちている場合、iPhoneの再起動をすることで改善する場合があります。機種別の再起動方法は次の通りです。
- iPhone X:サイドボタンといずれかの音量調整ボタンを長押し。スライドで電源オフを横にスライドして、完全に電源が切れたらサイドボタンを長押しして電源をオン。
- iPhone 8以前:上部のボタンもしくはサイドボタンを長押し。スライドで電源オフを横にスライドして、完全に電源が切れたら上部のボタンもしくはサイドボタンを長押しして電源をオン。
「日付と時刻」を確認してGPSの精度を上げる
iPhone(iOS)は、全ての可視通信衛星を数分ごとに順次補足する仕組みを採用しています。
特徴として時間経過でGPSの精度が徐々に高くなる傾向がありますが、それには正しい「日付と時刻」を設定する必要があります。
iPhoneの設定→一般→日付と時刻から自動設定のスイッチがオンになっていることを確認してください。
なお室内や社内、高いビルや山などで衛星通信が遮られる環境では、Wi-Fiやモバイルデータ通信を使って位置の測位が行われるため、次のシステムサービスの設定確認も必要です。
位置情報のシステムサービスの設定を確認する
iPhoneの設定→プライバシー→位置情報サービス→システムサービスでは、iOS自体が必要とする位置情報の使用可否を設定することができます。
これらの項目中のWi-Fiネットワーク、コンパスの調整、モーションの調整と距離の3つのスイッチがオンになっていることを確認してください。
Wi-Fiネットワークとコンパスの調整は前述したGPS精度向上の効果、モーションの調整と距離はモーションセンサーで得た加速度等の情報から位置を算出する際に使用されます。(対応アプリのみ)
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