iPhone 6以降のバッテリー交換費用が8,800円から3,200円に値下げとなる件をお伝えしていますが、更に続報です。
iPhoneのバッテリーを交換する場合、本来はAppleが定める劣化基準を満たす必要がありますが、今後一年間はバッテリーの状態やApple Care+加入有無の関係無しに、税別3,200円でバッテリー交換ができることが明らかになりました。
目次
バッテリー交換の80%ルール
iPhoneのバッテリー交換をする場合、バッテリーパフォーマンスが本来80%未満になった時のみサービスを受けることができます。
電源を維持する対象デバイス・バッテリーの容量が最初の仕様の 80% 未満しか発揮できなくなったことのいずれかを通知することにより有効な請求を行った場合、Apple は、(i) 新品の部品、または性能および信頼性において新品と同等の部品を使用して無償で不具合品の修理を行うか、(ii) 当該対象機器を新品の交換用製品、または性能および信頼性において新品と同等の交換用製品と交換します。
今回の3,200円のバッテリー交換についても、発表で“バッテリーの交換が必要なiPhone 6以降をお持ちの方”とされていたので、何かしらの診断基準を満たす必要があるものと思われました。
Appleは、バッテリーの交換が必要なiPhone 6以降をお持ちの方全員に対して、保証対象外のiPhoneのバッテリー交換の金額を8,800円から5,600円減額し、3,200円とします。この対応は2018年12月まで全世界で継続します。詳細は近日中にapple.comでお知らせします。
バッテリー診断結果不問で3,200円での交換対応
フランスのメディアiGenerationによると、Apple Storeの従業員はバッテリーの診断結果を問わず、問題を報告した全てのユーザーに対してバッテリーの交換対応をしていると報じています。
La note précise que les employés en Apple Store devront proposer un remplacement à tous les clients qui font simplement part de problèmes de performance, même si leur batterie n’est pas remplaçable d’après l’outil.
ちなみに以下の画像が診断ツールのバッテリーコンディション(バッテリーの状態)を表示した画面。
iGenerationによると、白い点がバッテリーの状態を示しており、白い点が赤色や黄色のエリアに表示される場合のみ、本来はバッテリー交換を受付けているとのこと。
既に割引価格でバッテリー交換が可能で診断結果も不問
今回の一連の件について未だ公式サイト上で詳細が発表されていないので、現状をAppleに問い合わせてみたところ、日本でも既に税別3,200円でバッテリーの交換サービスを開始しているようです。
最寄りにApple Storeが無い場合はAppleサポートに電話することで、郵送修理でバッテリー交換が可能とのこと。(約1週間前後、iPhoneが手元から離れます)
またiGenerationが報じていた”バッテリー診断結果が不問”についても、報じられていた内容通り、バッテリーの状態が85%やそれ以上の値でも税別3,200円でバッテリー交換が出来るとのことでした。
ただ、バッテリー以外に問題箇所がある場合も考えられるためiOS診断自体は実施するとのことで、バッテリーのパフォーマンスが100%に近い状態にも関わらず動作に問題があるようであれば、バッテリー交換以外の案内をする場合もあるようです。
バッテリーの交換を検討するならお早めに
今回の値下げによりバッテリー交換をするユーザーが増加し、既に交換用のバッテリーが不足するとの情報も挙がっているので、急ぎiPhoneのバッテリー交換をするのであれば、早め早めに交換を済ませてしまった方が良いかもしれません。
もし早速Appleサポートに連絡をしてバッテリー交換を検討する場合は、次のボタンからどうぞ!
追記:AppleCare+に加入しているケースについては、以下の記事でまとめました。
2年前に家族3人分同時に購入した6Sのバッッテリーが1日充電が持ちませんので、交換したい。