Apple Watch向けにwatchOS9.3アップデートがリリースされました。watchOS9.3では黒人歴史月間を記念した新しいユニティモザイク文字盤の追加などが行われています。
目次
watchOS9.3のアップデート内容と変更点
watchOS9.3アップデートでは、黒人歴史月間を記念した新しいユニティモザイク文字盤の追加が行われています。またリリースノートには「新機能と機能改善、不具合の修正が含まれます」と記載されていますが、具体的な内容については一切記載されていません。
watchOS 9.3には、黒人歴史月間を記念して黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティモザイク文字盤、新機能と機能改善、およびバグ修正が含まれます。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
watchOS9.3のセキュリティアップデート内容
watchOS9.3では、CVE-ID基準で12件のセキュリティアップデートが行われており、アプリがユーザーの連絡先にアクセスできる可能性、アプリがプライバシー設定をバイパスできる可能性、アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性などが対処されています。
いずれの修正も Apple Watch Series 4以降の機種が対象となっており、watchOS9に対応した全てのApple Watchを対象としたセキュリティアップデートとなっています。
Maps
Available for: Apple Watch Series 4 and later
Impact: An app may be able to bypass Privacy preferences
Description: A logic issue was addressed with improved state management.
CVE-2023-23503: an anonymous researcher
AppleMobileFileIntegrity
Available for: Apple Watch Series 4 and later
Impact: An app may be able to access user-sensitive data
Description: This issue was addressed by enabling hardened runtime.
CVE-2023-23499: Wojciech Regula of SecuRing (wojciechregula.blog)
watchOS9.3アップデートの評判について
watchOS9.3がリリースされてから間もないこともあり、執筆時点ではwatchOS9.3に関するクチコミが非常に少ないですが、アップデート実行後にデバイスが使用不可となる文鎮化などについて言及している声は見つかりませんでした。
また筆者が使用しているApple WatchもwatchOS9.3にアップデート完了していますが、当記事に記載すべきような致命的な問題、不具合は発生していません。
watchOS9.3アップデート実行時の注意
watchOS9.3アップデートを実行する際には、以下の諸条件を満たす必要があります。またApple Watchのアップデートは常時電源に接続する必要があるほか、完了するまで長いと1時間程度掛かる場合もあるため、時間に余裕がある時にアップデートを行うようにしてください。
- Apple Watchのバッテリー残量が50%以上であること
- iPhoneがWi-Fiに接続されていること
- iPhoneとApple Watchが通信範囲内にあること
- iPhoneが最新バージョンのiOSにアップデート済みであること
Apple Watch はアップデートが完了するまで充電器に載せたままにしてください。iPhone や Apple Watch を再起動せず、Apple Watch App も終了しないでください。アップデートが完了したら、Apple Watch は自動的に再起動します。
引用:Appleサポート記事
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