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【watchOS11.5】アップデート内容と変更点の詳細、不具合や評判について

2025年5月13日、Apple Watch向けにwatchOS11.5アップデートがリリースされました。今回のアップデートでは、新しい文字盤「プライドハーモニー」の追加、完全に充電されたときにiPhoneに通知が表示されない問題の対処などが行われています。

  • 新しい文字盤「プライドハーモニー」が追加
  • 他社製デバイス上のApple TVアプリでコンテンツ購入時、Apple Watchで購入できる機能が追加
  • Apple Watchが完全に充電されたときにiPhoneに通知が表示されない問題の修正
  • CVE-ID基準で22件のセキュリティ問題が修正

watchOS11.5アップデートの詳細について

2025年5月13日、watchOS11.5アップデートの配信が開始されました。このアップデートでは、新しい文字盤「プライドハーモニー」の追加や、満充電時に通知が表示されない問題が修正されています。

なお、同日iOS18.5アップデートがリリースされており、そちらでも文字盤「プライドハーモニー」と同じデザインの壁紙が追加されています。

watchOS11.5、新しい文字盤プライドハーモニー

このアップデートには、以下の新機能と機能改善、およびバグ修正が含まれます:

・新しいプライドハーモニーの文字盤
・他社製デバイス上のApple TVアプリでコンテンツを購入するときに、“Apple Watchで購入”を使用できます
・Watchのバッテリーが完全に充電されたときにiPhoneに通知が表示されないことがある問題を解決

Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/100100

watchOS11.5アップデートのサイズと所要時間

筆者のApple Watchでは、watchOS11.5のアップデートサイズは1.1GBとなっており、約1時間20分でアップデートが完了しました。

watchOS11.5のサイズは使用機種や使用状況により異なるため、正確なアップデートサイズは「watchアプリ」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で確認してください。

watchOS11.5アップデート画面

watchOS11.5のセキュリティアップデートの内容

watchOS11.5アップデートでは、CVE-ID(脆弱性識別子)基準で22件のセキュリティ問題が修正されており、Apple公式サイトの「About the security content of watchOS 11.5」で詳細を確認できます。以下は一部抜粋です。

  • 悪意のあるメディアファイル内のオーディオストリームを処理するとコードが実行される可能性
  • 悪意のあるウェブコンテンツを処理するとプロセスクラッシュが発生する可能性
  • 悪意のあるウェブコンテンツを処理するとSafariがクラッシュする可能性

以下のコアオーディオの問題については、iOS18.4.1より前のバージョンで特定の個人を標的とした、非常に高度な攻撃に悪用された可能性があると報告されています。

CoreAudio

Available for: Apple Watch Series 6 and later
Impact: Processing an audio stream in a maliciously crafted media file may result in code execution. Apple is aware of a report that this issue may have been exploited in an extremely sophisticated attack against specific targeted individuals on versions of iOS released before iOS 18.4.1.
Description: A memory corruption issue was addressed with improved bounds checking.
CVE-2025-31200: Apple and Google Threat Analysis Group

(翻訳)
対象機種:Apple Watch Series 6 以降
影響:悪意を持って作成されたメディアファイル内のオーディオストリームを処理すると、コードが実行される可能性があります。Apple は、iOS 18.4.1 より前にリリースされた iOS のバージョンにおいて、特定の標的個人に対する極めて高度な攻撃でこの問題が悪用された可能性があるという報告を認識しています。
説明:メモリ破損の問題は、改善された範囲チェックにより対処されました。
CVE-2025-31200: Apple および Google Threat Analysis Group

watchOS11.5アップデートの評判について

執筆時点では、watchOS11.5アップデートによる文鎮化など、重大な問題を報告する投稿はSNS上で見られませんでした。また、筆者のデバイスもwatchOS11.5アップデートが完了していますが、特に問題なく動作しています。

ただ、watchOS11.5がリリースされてから間もないこともあり、アップデートに関する口コミが少ない状況です。もし不具合は不安な場合は、数日様子を見てからアップデートすることをお勧めします。

watchOS11.5アップデートの方法について

watchOS11.5アップデートを実行する場合は、Apple Watchを50%以上まで充電し、iPhoneをWi-Fiに接続した状態でアップデートを行ってください。

また、アップデート中はApple Watchを充電器に載せたままにして、再起動やWatchアプリを終了せずにアップデートの完了を待つようにしてください。

アップデートが完了すると、iPhoneに「watchOS 11.5 最新のバグ修正およびセキュリティの強化がすべてインストールされ、Apple Watchは最新の状態になりました」と表示されます。

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