2025年2月11日、Apple Watch向けにwatchOS11.3.1アップデートがリリースされました。このアップデートでは重要なセキュリティ修正が行なわれており、すべてのユーザーに推奨されたアップデートになっています。
watchOS11.3.1アップデートの概要
- 重要なセキュリティ修正を含むアップデート
- すべてのユーザーに推奨されるアップデート
- バグ修正や新機能に関する記載は無し
目次
watchOS11.3.1アップデート内容と変更点
2025年2月11日、Apple Watch向けにwatchOS11.3.1アップデートがリリースされました。今回のアップデートは重要なセキュリティ修正が行なわれており、リリースノートにバグ修正や新機能に関する記載はありません。
watchOS11.3.1のアップデートサイズは、筆者のデバイスでは82.9MBでしたが、機種や使用状況により変動するため、watchアプリ(watchアプリ→一般→ソフトウェアアップデート)で正確なサイズを確認してください。
なお、アップデートサイズが100MB未満と小さかったためか、15分程度でアップデートが完了しました。前回のwatchOS11.3よりも短時間でアップデートできるケースが多いかと思います。
watchOS 11.3.1
82.9MBこのアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/100100
重要なセキュリティ修正の内容について
watchOS11.3.1の重要なセキュリティ修正について、Appleのセキュリティリリースページを確認したところ、「This update has no published CVE entries. (このアップデートには CVE の公開エントリがありません。)」と記載されており、詳細は公開されていませんでした。
watchOS 11.3.1
This update has no published CVE entries.
ただ、同日リリースされたiOS18.3.1ではUSB制限モードの無効化に関する脆弱性が修正されており、これに関連する修正が含まれている可能性が考えられます。
USB制限モードの無効化とは?
iPhoneが1時間以上ロックされている状態の場合にアクセサリの接続を制限することで、デバイスのセキュリティを向上させる機能です。iPhoneの設定→Face IDとパスコード→アクセサリをオフにすると有効化できます。
watchOS11.3.1アップデートの評判について
執筆時点では、SNS上でwatchOS11.3.1アップデートによる文鎮化などの重大な問題の報告は見られません。筆者のデバイスもwatchOS11.3.1にアップデート済みですが、特筆する問題は発生していません。
懸念点として、watchOS11.3.1がリリースされてから間もないこともあり、アップデートに関する口コミが少ないため、動作に不安がある場合は数日様子を見ても良いかもしれません。
ただし、今回のアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれるため、最新のセキュリティを保つことを優先するのであれば、口コミを待たずにアップデートされることをお勧めします。
watchOS11.3.1アップデートの方法について
Apple WatchをwatchOS11.3.1にアップデートする場合は、Apple Watchを50%以上に充電し、iPhoneをWi-Fiに接続した状態でアップデートを行ってください。
アップデート中はApple Watchを充電器に載せたままにて、再起動やWatchアプリの終了はせずアップデートの完了を待つようにしてください。
アップデートが完了すると、iPhoneに「watchOS 11.3.1 最新のバグ修正およびセキュリティの強化がすべてインストールされ、Apple Watchは最新の状態になりました」と表示されます。
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