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【watchOS10.1】アップデート内容と変更点の詳細、不具合や評判について

Apple Watch向けにwatchOS10.1がリリースされています。watchOS10.1では、ダブルタップジェスチャでアプリの基本アクションを使用できる機能、Apple WatchまたはiPhoneと近づけることで連絡先を交換できるNameDropの対応などが行われています。

watchOS10.1のアップデート内容と変更点

watchOS10.1では、アプリの基本アクションを実行できるダブルタップジェスチャ、iPhoneやApple Watchと近づけるだけで連絡先を交換できるNameDrop、NameDropに素早くアクセスできるマイカードのコンプリケーションなどが追加されています。

watchOS 10.1には、以下の新機能と機能改善、およびバグ修正が含まれます:

  • ダブルタップジェスチャを使って通知やほとんどのアプリの基本アクションを実行でき、電話に出たり、ミュージックの再生や一時停止を行ったり、タイマーを止めたりすることなどが可能(Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2で利用可能)
  • NameDropにより、自分のApple WatchをiOS 17が搭載された相手のiPhoneまたはApple Watchに近づけるだけで、初めて会った人と連絡先情報を交換することが可能(Apple Watch SE 2、Apple Watch Series 7以降、およびApple Watch Ultraで使用可能)
  • マイカードをコンプリケーションとして配置して、NameDropに素早くアクセスすることが可能
  • ホームアプリの気象セクションに何も表示されないバグを修正
  • AssistiveTouchをオフにすると、選択部分の白い枠線が予期せず表示される問題に対応
  • “天気”の都市がiPhoneとApple Watchの間で同期されないことがある問題を修正
  • ディスプレイにスクロールバーが予期せず表示されることがある問題を解決
  • 一部のユーザで高度が正しくないバグを修正

Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

watchOS10.1のセキュリティアップデートの詳細

Appleが公開した「About the security content of watchOS 10.1」によると、watchOS10.1ではCVE-ID基準で11件のセキュリティアップデートが行われています。

Siriを使用して機密性の高いユーザーデータにアクセスできる可能性、Wi-Fi Macアドレスによって追跡される可能性、アプリが機密性のある位置情報を読み取れる可能性などが対処されています。

Siri

Available for: Apple Watch Series 4 and later

Impact: An attacker with physical access may be able to use Siri to access sensitive user data

Description: This issue was addressed by restricting options offered on a locked device.

CVE-2023-41982: Bistrit Dahla

CVE-2023-41997: Bistrit Dahla

CVE-2023-41988: Bistrit Dahla

mDNSResponder

Available for: Apple Watch Series 4 and later

Impact: A device may be passively tracked by its Wi-Fi MAC address

Description: This issue was addressed by removing the vulnerable code.

CVE-2023-42846: Talal Haj Bakry and Tommy Mysk of Mysk Inc. @mysk_co

watchOS10.1の評判や不具合について

記事公開時点では、watchOS10.1がリリースされてから間もないため、アップデートに関する不具合や評判が非常に少ないものの、初期化や復元を必要とする文鎮化など、致命的な問題を報告する声は見受けられます。

もしwatchOS10.1で、Apple Watchを使用するが困難な重度な不具合が見つかった場合は、随時情報を追記します。

watchOS10.1にアップデートする条件について

watchOS10アップデートを実行する場合は、iPhoneを最新バージョンであるiOS17.1にアップデートし、Apple Watchを電源に接続した状態で開始してください。また、Apple Watchのアップデート中はデバイスの再起動は控え、Watchアプリを終了しないよう注意してください。

  • Apple Watchのバッテリー残量が50%以上であること
  • iPhoneがWi-Fiに接続されていること
  • iPhoneとApple Watchが通信範囲内にあること
  • iPhoneが最新バージョンのiOSにアップデート済みであること

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著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

コメント欄

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  1. 本日配信された「ios 17.1」「watchos 10.1」に早速アップデートしました。
    当方Apple Watch Series 6 でなんですが、「モジュラー」や「Nikeハイブリッド」でコンプリケーションの下段に設定した「心電図」や「血中酸素ウィルネス」のアイコンが表示されません。一見空欄になってるところをタップするとアプリは起動します。
    バグでしょうか…

  2. 先ほどApple Watch Series 7とApple Watch Ultraに「watchos 10.1」をインストールしました。
    「アクティビティアナログ」でコンプリケーションの下段に設定した「心拍数」が表示されません。
    ちなみに下段をタップするとアプリは起動します。
    これはバグですか…

  3. 文字盤をスワイプで切り替えられなくなった

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