本記事ではiPhone(iOS13以降)で、プライバシー設定の「追跡型広告を制限」をオフ、解除できない時の原因と対処法について解説します。ゲームアプリ等で動画広告が見れない(エラー、準備中等)時の原因にもなる設定の一つです。
目次
追跡型広告を制限をオフ、解除できない問題
App Storeでリリースされている一部のアプリでは、アプリ内の動画広告を視聴すると特典が貰える仕組みを導入しているものがありますが、iPhoneの設定→プライバシー→広告→追跡型広告を制限がオンになっていると、動画広告の再生ができない(準備中やエラーなど)場合があります。
この問題は設定→プライバシー→広告→追跡型広告を制限をオフにすることで解決できますが、以下の画像のように追跡型広告を制限のスイッチがグレーアウトし、設定を変更できない場合があります。
スクリーンタイムの設定変更で改善
追跡型広告を制限を解除できない原因の一つとして、iOS13で実装されたスクリーンタイム機能によって追跡型広告を制限の変更が制限されている場合があります。
この場合は設定→スクリーンタイム→コンテンツとプライバシーの制限→広告を許可に変更することで追跡型広告を制限を変更できるようになります。
年齢や管理されたApple IDによる制限が原因の場合
もう一つの考えられる原因として、Apple IDの生年月日(年齢)、もしくは管理対象として作成されたApple IDの場合、Appleによって追跡型広告を制限の変更が制限されている場合があります。
13歳未満のユーザーやManaged Apple IDのアカウントに対して興味関心にもとづく広告を配信することはありません。子どもたちを不適切な広告表示から守るため、AppleはApp Storeの「子ども向け」カテゴリーのアプリケーションに対して厳格なガイドラインを設けています。
引用:Appleプライバシー
Appleは「13歳未満のユーザー」「Managed Apple ID(”個人”では無く、管理対象として作成されたApple ID)」のアカウントに対して、興味関心にもとづく広告(追跡型広告)を配信しない方針としており、これに一致する場合は追跡型広告を制限の変更ができません。
※ 公式サイトでは13歳未満のユーザーに対して興味関心にもとづく広告を配信することは無いとあるものの、Appleサポートコミュニティでは13歳以上18歳未満のアカウントでも設定が変更できないとの書き込みがあります。
この場合はApple IDに登録しているユーザーが制限対象外となる年齢に達するか、管理されたApple IDをお使いの場合は個人で新しくApple IDを作る必要があります。
Apple IDのサインアウトで対処
13歳以上のユーザーに限った話になりますが、追跡型広告を表示したい時のみ設定→Apple ID→サインアウト→オフにするの順にタップし、iPhoneからサインアウトすることでも追跡型広告を制限の設定を変更できるようになります。
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