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【watchOS11.3】アップデート内容と変更点の詳細、不具合や評判について

2025年1月28日、Apple Watch向けにwatchOS11.3アップデートがリリースされました。このアップデートでは黒人歴史月間を記念した文字盤「Unity Rhythm」の追加やバグ修正が含まれています。

  • 黒人歴史月間を記念した文字盤「Unity Rhythm」の追加
  • 機能改善
  • バグ修正
  • 18件のセキュリティアップデート

WatchOS11.3アップデート内容と変更点

2025年1月28日、Apple Watch向けにwatchOS11.3の配信が開始されました。このマイナーアップデートでは、機能改善やバグ修正のほか、黒人歴史月間を記念した文字盤「Unity Rhythm」が追加されています。

watchOS11.3のアップデートサイズは、筆者のデバイスでは395MBでしたが、使用機種や使用状況により異なります。アップデートに掛かった時間は概ね30分程度でした。

iPhoneのアップデートと比べて、アップデートが完了するまでに時間が掛かる場合もあるため、余裕があるときにアップデートすることをお勧めします。

watchOS 11.3
395MB

This update includes improvements, bug fixes, and the new Unity Rhythm watch face to honor Black history and culture in celebration of Black History Month.

For information on the security content of Apple software updates, please visit this website: https://support.apple.com/100100

(翻訳)
このアップデートには、機能改善、バグ修正、そしてブラック・ヒストリー月間を記念し、黒人の歴史と文化を称えるための新しいUnity Rhythm(ユニティ・リズム)ウォッチフェイスが含まれています。

Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下をご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/100100

Black Unityコレクションと黒人歴史月間

Appleは、黒人歴史月間を記念したバンド「Black Unityスポーツループ – ユニティリズム」を販売を開始し、これに合わせた文字盤がwatchOS11.3で追加されました。

なお、黒人歴史月間は、黒人(アフリカ系)の歴史や功績を振り返り祝う行事で、アメリカやカナダでは毎年2月に実施されています。現在では人種差別に関する社会問題と向き合う機会にもなっています。

同日リリースされたiOS18.3でも、Black Unityコレクションとして新しい壁紙が追加されているので、iPhoneをアップデート済みの方は確認してみてください。

Appleは本日、新しいBlack Unityコレクションを発表し、黒人歴史月間をたたえ、黒人の文化とコミュニテイを祝福します。人類のリズムからインスピレーションを受けたこのコレクションには、スペシャルエディションのApple Watch Black Unityスポーツループ、対応する文字盤、iPhoneとiPad向けの壁紙があります。

引用:Apple

watchOS11.3のセキュリティアップデート内容

watchOS11.3のセキュリティアップデート内容を調べたところ、CVE-ID(脆弱性識別子)基準で18件のセキュリティ問題が修正されていることがわかりました。

悪意のあるアプリにより権限が昇格できる可能性がある問題が修正されており、iOS17.2より前のバージョンのiOSで積極的に悪用された可能性があるため、早めのアップデートをお勧めします。

CoreMedia

Available for: Apple Watch Series 6 and later
Impact: A malicious application may be able to elevate privileges. Apple is aware of a report that this issue may have been actively exploited against versions of iOS before iOS 17.2.

Description: A use after free issue was addressed with improved memory management.

CVE-2025-24085

(翻訳)
対象: iPhone XS以降、iPad Pro 13インチ、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、iPad Pro 11インチ(第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第7世代以降)、およびiPad mini(第5世代以降)

影響: 悪意のあるアプリケーションが特権を昇格できる可能性があります。Appleは、この問題がiOS 17.2より前のバージョンに対して積極的に悪用されていた可能性があるという報告を認識しています。

説明: メモリ管理を改善することで、解放後使用(use-after-free)の問題に対処しました。

CVE-2025-24085

引用:About the security content of watchOS 11.3

watchOS11.3の評判と関連の不具合について

執筆時点では、SNS上でwatchOS11.3アップデートによる文鎮化など、重大な問題の報告は見られません。筆者のデバイスでもアップデートが完了しており、特筆すべき問題は発生していません。

ただ、watchOS11.3のリリース後、一部の古いApple Watchのモデル(Series 4、Series 5、SE 1)で「watchOS10.6.1」にアップデートできない問題が報告されています。

この問題はユーザー側の操作での対処が困難であるため、問題の解決にはAppleの対応を待つ必要があります。(参考情報:気になる、記になる…

watchOS11.3アップデートの方法について

Apple WatchをwatchOS11.3にアップデートする場合は、Apple Watchを50%以上に充電し、iPhoneをWi-Fiに接続した状態でアップデートを実行してください。

アップデート中は、Apple Watchを充電器に載せたままにし、再起動やwatchアプリを終了せずにアップデートの完了を待つようにしてください。

アップデートが完了すると、iPhoneに「watchOS 11.3 最新のバグ修正およびセキュリティの強化がすべてインストールされ、Apple Watchは最新の状態になりました」と表示されます。

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