愛用しているiPhone 7をiOS10.2にアップデートしてから、何かと頻繁にフリーズするようになってしまいました。特にアプリをアップデートするとインストール中のまま止まることが非常に多く、挙句に“マルチタスク画面の起動”や”電源オフ”など一切の操作を受付けない状態が併発していました。
iPhoneを強制再起動することで一時的には改善するものの、また後日アプリのアップデートを行うとフリーズしてしまうので、渋々iOSのクリーンインストールを行ったところ、今のところ快調に動作しているので、その時のiOSクリーンインストールの手順を備考録として残しておきます。
もし私と同じようにiOSのアップデート以降、頻繁にデバイスのフリーズ悩まされているのであれば、重い腰を上げて是非試してみてください。
iPhoneにiOSをクリーンインストールする手順
- iPhoneとPCをLightning USBケーブルで接続し、iTunesを起動して「ファイル」→「デバイス」→「購入した項目を”デバイス名”から転送」をクリック。
- “iPhoneのバックアップを暗号化”にチェックが入っていることを確認して、「今すぐバックアップ」をクリック。バックアップ後に”最新のバックアップ”が今日の日付になっていることを確認する。
- iPhoneの「設定」→「iCloud」→「iPhoneを探す」をタップ。
- 「iPhoneを探す」をオフにし、Apple IDのパスワードを入力して「オフにする」をタップ。
- iTunesで「iPhoneを復元」をタップ。
- 「復元」をタップ。
- iOSの規約が表示される場合は「次へ」をタップして画面を進める。
- iPhoneの初期化が始まります。
- 初期化が完了するとiTunesに”新しいiPhoneへようこそ”が表示されるので、最新のバックアップを選択して「続ける」をクリック。
- バックアップのロック解除パスワードを入力して「OK」をクリック。
- バックアップの復元が始まります。(操作不可)
- 復元のステップが進むとiPhoneに”こんにちは”と表示されるので、画面の指示に従ってセットアップを進めてください。
- セットアップ完了後はアプリがインストールされていない状態なので、全てのアプリのインストールが完了するまでの間は、何も操作せずに完了するまで待つようにしてください。
※ “iPhoneのバックアップを暗号化”にチェックが入っていない場合、チェックを入れたと同時にバックアップが取られます。
※ 暗号バックアップをした場合でも、ウォレット情報(Apple Pay/Suica)については復元後に再登録が必要になります。
※ 以後の手順を進めるとデバイスが初期化されます。バックアップの復元をしない限り元の環境には戻りません。
※ セットアップ:位置情報の使用許可、Apple IDの入力、Touch IDの設定など。
※ アプリが完全に復元される前に不要な操作を行うと、動作処理が重くなり正常に復元が出来ない場合があります(経験談)
以上でクリーンインストールのは完了です。クリーンインストール前にApple Payを利用していた場合は、復元後にウォレットアプリから再登録を行ってください。
これは 完全なクリーンインストールではないですね。
リカバリ復元やDFU復元のが上位になります。
iTunesからの初期化で工場出荷状態に初期化できます。Appleも工場出荷状態に初期化する際には上記復元(初期化)を推奨しています。
参考リンク:iPhone、iPad、iPod touch を出荷時の設定に復元する (初期化する)
リカバリーモードやDFUモードは、アップデート等によってデバイス自体の起動が困難な場合や、パスコードロックの値を忘れてしまい初期化が困難な場合に活用する手法だった筈です。