2024年2月頃から、X(旧Twitter)で「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。」と表示される事例が増えています。この通知が届くと、ポストが検索結果や通知欄から除外されるなどの問題が生じる場合があります。
追記:2024年3月17日現在、Xで「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。」が表示されたとの声が再び増えています。当記事の情報を参考にポリシーや連携アプリを見直し、再審査を依頼するようにしてください。
目次
「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。」が表示される事例が急増
2024年2月頃から、X(旧Twitter)でプラットフォームの操作に関するポリシーに違反している可能性があるとして、警告「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。」が通知欄に表示される事例が増えています。
ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。詳細はこちら
私のアカウントにラベルが付いているのはなぜですか?
ご利用のアカウントがスパムを含んでいるか、その他の種類のプラットフォーム操作に関与している可能性があることがわかりました。情報を人為的に拡散または隠蔽したり、Xのユーザー体験や、Xによるプラットフォーム操作の防止策を操作または侵害する行為に関与したりする意図で、Xのサービスを利用することは禁じられています。
私のアカウントにはどのような影響がありますか?
トレンドや検索結果から除外されるなど、ご利用のアカウントの表示範囲が限定されたり、そのコンテンツが一時的に制限されたりすることがあります。詳細はこちら。
審査を依頼
リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されると生じる問題
警告「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。」が通知欄に表示された場合、強制的対応の適用レベルと適用範囲に基づいた、以下のような対応が行われる場合があります。
「リーチに影響を与える可能性がある仮ラベル」で生じる可能性のある問題
- 検索結果、おすすめ、トレンド、通知、ホームタイムラインから除外。
- [おすすめ] と [フォロー中] タイムラインから削除。
- ツイートを作者のプロフィールのみに表示。
- 返信における表示順位を下げる。
- いいね、返信、リツイート、引用ツイート、ブックマーク、共有、プロフィールへの固定表示、編集ができなくなる。
これらが適用されているか確認する方法として、サードパーティーのシャドウバンチェックサイトがありますが、誤った検出結果が表示されることも多々あるので、そういったチェックサイトの結果は参考程度にするようにしてください。
また別の確認方法として、交流のあるフォロワーに、ポストが「おすすめタブ」や「フォロー中タブ」に表示されているか、ポストが検索結果に表示されているか、ツリーに返信が表示されているかなど、確認をお願いする手段もあります。
プラットフォームの操作とスパムに関するポリシーを見直す
Xの「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。」は、プラットフォームの操作とスパムに関するポリシーに違反している可能性がある場合に表示される警告です。
このポリシーで禁止されている行為は、Xヘルプセンターのプラットフォームの操作とスパムに関するポリシーで確認できますが、掲載されている禁止行為の中でも、Xを利用していると見受けられる違反行為をいくつかピックアップしました。
ポリシーで禁止されている行為(一部)
- 複数アカウントの使用で人気やエンゲージメントを誇張・操作する行為は禁止。
- 同じツイートやアカウントに対する反応、同じ投票への参加を複数のアカウントで行うことは禁止。
- いいねやリツイートなどのエンゲージメント機能の悪用により、自アカウントの目立たせる行為は禁止。
- 類似または同一のコンテンツを投稿するために複数のアカウントを運用することは禁止。
- 複数のアカウントで同一のコンテンツを同時に投稿することは禁止(他言語への翻訳は例外)。
- フォロワー数やエンゲージメント(リツイート、いいね、@ツイート、投票)の人為的な誇張は禁止。
- エンゲージメント増加を謳うサードパーティーサービスやアプリの利用・促進は禁止。
- 互恵的なエンゲージメント増加のための取引や連携(例: フォロートレイン)は禁止。
- 大量の返信、@ツイート、ダイレクトメッセージ送信や、同じコンテンツの繰り返し投稿・削除は禁止。
- フォローチャーンや無差別なフォロー・フォロー解除、他アカウントのフォロワー複製は禁止。
具体的な事例としては、2つのアカウントを使って同一の創作物を投稿、2つのアカウントで特定アカウントのポストをいいね・リポスト、フォロワーの水増しを目的とした大量フォローやフォロー解除などが挙げられます。
連携アプリによるポスト・フォロー・リポストに注意
Xのプラットフォームの操作とスパムに関するポリシーを確認しても、思い当たる違反行為が無いのであれば、連携しているアプリを見直すようにしてください。
スパムアプリを連携していると、勝手にポストが投稿されたり、リポストやフォローすることがあります。このスパムアプリによる操作が、禁止行為となっている「互恵的な水増し行為 」や「他の利用者と共謀したりして、会話を人為的に拡散または妨害すること」に該当する懸念があります。
- 互恵的な水増し行為 – フォローやツイートのエンゲージメントを交換する目的で取引または連携すること(「フォロートレイン」、「デック」、「リツイートのためのリツイート」などの行為への参加が含まれますが、これらに限定されません)
とくにポストの送信や削除、フォローやアンフォローといった権限を要求された場合は、アプリの開発元が信頼できるのか、許可する必要がある権限なのかなど、診断アプリ等を連携する際には慎重に判断するようにしてください。
このアカウントでツイートを送信および削除する、他のアカウントのツイートをエンゲージメント(いいね、いいねの取り消し、ツイートへの返信、リツイートなど)する。
他のアカウントをフォロー、フォロー解除する。
Xで連携アプリを見直す、解除する方法について
X(旧Twitter)では、以下の手順で連携しているアプリを解除することができます。使用していない連携アプリや診断アプリを連携している場合は、現時点で必要な連携アプリのみ残し、その他の連携アプリは全て解除するようにしてください。
- Twitterアプリでホームを開く
- 左上のプロフィールアイコンをタップ
- 設定とサポートをタップ
- 設定とプライバシーをタップ
- セキュリティとアカウントアクセスをタップ
- アプリとセッションをタップ
- 連携しているアプリをタップ
- 連携を解除したいアプリをタップ
- アプリの許可を取り消すをタップ
※ ブラウザ版X(旧Twitter)を利用している場合は、こちらのリンクからアプリ連携を解除できます。
「リーチに影響を与える可能性がある仮ラベル」の再審査を依頼する
プラットフォームの操作とスパムに関するポリシーを確認し、違反の恐れがあるポストやリポストの削除、水増ししたフォロワーの解除、連携アプリの見直し等をした後は、警告の詳細画面から「審査を依頼」を行うようにしてください。
もし否決となった場合は、過去のポスト・リポスト・いいねを見直し、同じコンテンツを投稿していたサブアカウントの削除、当面の間はいいね・リポストを控え、日をあけてから審査を再依頼するようにしてください。
審査完了ご利用のアカウントがスパムを含んでいるか、その他の種類のプラットフォーム操作に関与していることが確認されました。そのため、仮ラベルは削除されていません。
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