2024年11月以降、X(旧Twitter)で「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。」といった通知が届く事例が増えています。
この通知が表示された場合、検索結果やタイムラインにポストが表示されなくなったり、返信の表示順位が下げられるなどの措置が行われる場合があります。
目次
「リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加」の通知が増加
2024年11月13日頃から、X(旧Twitter)でスパムあるいはプラットフォーム操作に関与している可能性があるとして、「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。」といった通知が届いたとの報告が増えています。
ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。詳細はこちら
私のアカウントにラベルが付いているのはなぜですか?
ご利用のアカウントがスパムを含んでいるか、その他の種類のプラットフォーム操作に関与している可能性があることがわかりました。情報を人為的に拡散または隠蔽したり、Xのユーザー体験や、Xによるプラットフォーム操作の防止策を操作または侵害する行為に関与したりする意図で、Xのサービスを利用することは禁じられています。
私のアカウントにはどのような影響がありますか?
トレンドや検索結果から除外されるなど、ご利用のアカウントの表示範囲が限定されたり、そのコンテンツが一時的に制限されたりすることがあります。詳細はこちら。
ホームタイムラインや検索にポストが表示されないことも
アカウントに仮ラベルが追加されると、ツイート(ポスト)が検索結果やホームタイムラインなどから除外され表示されないことがあります。
この影響によりインプレッションの減少、フォロワーからのいいねやリプライの減少、フォロワーにポストが表示されないといった問題が生じる可能性があります。
なお、こういった措置(通称シャドウバン)の状況を確認する方法として、ウェブ上ではツール(SHADOW BIRDなど)も公開されていますが、精度が完璧では無いため目安程度にしてください。
ツイートの表示制限: Xポリシーに違反していたり、他の利用者の快適性を損なったりするツイートについては、必要に応じて、X上に表示される機会を抑制することで、そのリーチを制限します。これには、以下の措置などが含まれます。
- 検索結果、おすすめ、トレンド、通知、ホームタイムラインから当該ツイートを除外します
- [おすすめ] および [フォロー中] タイムラインから当該ツイートを削除します
- 当該ツイートが作者のプロフィールにだけ表示されるようにします
- 返信における当該ツイートの表示順位を下げます
- 当該ツイートのいいね、返信、リツイート、引用ツイート、ブックマーク、共有、プロフィールへの固定表示、編集を行えなくします
引用:X(旧Twitter)
スパムなどの疑いにより仮ラベルが追加された理由
仮ラベルが追加された場合、システムによる自動検知またはユーザーからの違反報告により、プラットフォームの操作やスパムに関与している可能性があると判定されたことになります。
ポリシーで禁止されている行為(一部)
- 複数アカウントの使用で人気やエンゲージメントを誇張・操作する行為は禁止。
- 同じツイートやアカウントに対する反応、同じ投票への参加を複数のアカウントで行うことは禁止。
- いいねやリツイートなどのエンゲージメント機能の悪用により、自アカウントの目立たせる行為は禁止。
- 類似または同一のコンテンツを投稿するために複数のアカウントを運用することは禁止。
- 複数のアカウントで同一のコンテンツを同時に投稿することは禁止(他言語への翻訳は例外)。
- フォロワー数やエンゲージメント(リツイート、いいね、@ツイート、投票)の人為的な誇張は禁止。
- エンゲージメント増加を謳うサードパーティーサービスやアプリの利用・促進は禁止。
- 互恵的なエンゲージメント増加のための取引や連携(例: フォロートレイン)は禁止。
- 大量の返信、@ツイート、ダイレクトメッセージ送信や、同じコンテンツの繰り返し投稿・削除は禁止。
- フォローチャーンや無差別なフォロー・フォロー解除、他アカウントのフォロワー複製は禁止。
仮ラベルが追加された時の対応について
ポリシー違反に思い当たることがない場合は、後述する連携アプリの見直しなどを行ない、仮ラベルが解除されるまでフォローやアンフォロー、いいねやリポストなど操作全般を控え、可能であれば投稿自体も控えることをお勧めします。
また電話番号やreCAPTCHAの解答(Arkoseチャレンジ)を求められている場合は、これに応じることで仮ラベルが解除されたといった事例もあります。
ポリシーに違反していない場合は、時間の経過で仮ラベルが解除されることもありますが、ラベル解除には数時間から数日とばらつきがあります。なお、仮ラベルの詳細画面に「審査を依頼」が表示されている場合は、そのリンクから再審査を請求することもできます。
仮ラベルが追加された時の対応
- ポスト、リポスト、いいね、フォロー、アンフォローを控える
- プロフィールアイコンの変更を控える
- 表示名の変更を控える
- ID(@○○○)の変更を控える
- 電話番号の入力を求められている場合は応じる
- reCAPTCHAの解答(Arkoseチャレンジ)を求められている場合は解答する
- 不要な連携アプリは全て解除する
- 連携アプリにより投稿されたポストを削除する(※詳細後述)
- 身に覚えのないフォローは解除する
- Xルールに反するポスト(暴力行為、ヘイト行為、攻撃的な行為など)は削除する
連携アプリの見直し、身に覚えのないポストの削除など
仮ラベルが追加される原因の一つとして、連携アプリによりスパムポストが投稿されてしまったり、不審なアカウントをフォローしたことで、スパムと判定された可能性があります。
もし連携を許可しているアプリがある場合は、使用していないアプリや診断アプリの連携は解除し、アプリを介して投稿されたポストは削除、身に覚えのないフォローは解除してください。
※ その他にXルールに違反する、暴力行為やヘイト行為、攻撃的な行為などを含むポストを投稿している場合は、それらも削除し控えるようにしてください。
X(旧Twitter)で連携アプリを解除する手順
- Twitterアプリでホームを開く
- 左上のプロフィールアイコンをタップ
- 設定とサポートをタップ
- 設定とプライバシーをタップ
- セキュリティとアカウントアクセスをタップ
- アプリとセッションをタップ
- 連携しているアプリをタップ
- 連携を解除したいアプリをタップ
- アプリの許可を取り消すをタップ
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