2025年10月15日、X(旧Twitter)で下書きの同期機能が展開されています。この機能は、iOS版Xアプリから開始されており、Android版Xアプリは「まもなく登場予定」となっています。
今回のアップデートにより、Xで作成した下書きをアプリ版とブラウザ版の両方から編集や投稿ができるようになりました。以下詳細です。
目次
Xに「下書きの同期機能」が登場、まずはiOS版から
Xのプロダクト責任者であるNikita Bier氏(@nikitabier)が、ブラウザ版Xとアプリ版Xで「下書きの同期機能」の展開を開始したことを発表しました。
10年間の要望を経て、ついに同期された下書きを展開します: Xアプリで書いた下書きは、ウェブでログインしたときにもそこにあります。
翻訳・引用:X(@nikitabier)
今回発表された下書きの同期機能は、画像や動画などメディアの同期には対応しておらず、テキストのみの下書きをプラットフォーム間で同期できます。
将来的にはメディアの同期にも対応される可能性があり、Nikita Bier氏は「メディアの同期は "まだ" サポートしていません」とも伝えています。
なお、下書きの同期機能はiOS版Xアプリとブラウザ版Xで展開が開始されており、Android版Xは「まもなく登場予定」となっています。
また、Androidもまもなく登場する予定です。
翻訳・引用:X(@nikitabier)
ブラウザ版Xとアプリ版Xで下書きが共有可能
筆者のiPhone 17(iOS26.0.1)でXアプリを確認したところ、Xアプリで作成した下書きをブラウザ版Xから編集・投稿できました。
また、逆のパターンにも対応しており、ブラウザ版Xで作成した下書きをXアプリで編集・投稿することも可能です。
環境 | iOS版X | Android版X | ブラウザ版X |
---|---|---|---|
iOS版X | ○ | – | ○ |
Android版X | – | – | – |
ブラウザ版X | ○ | – | ○ |
下書きの同期を利用するにはアップデートが必要
筆者環境では、iOS版Xアプリを最新バージョンの11.30.1にアップデートしたところ、下書きの同期機能が利用できるようになりました(2台の端末で確認)。
Nikita Bier氏からアップデートの必要性は言及されていないものの、同期機能を使用するには最新バージョンへのアップデートが必要である可能性があります。
古いバージョンで作成した下書きは同期されない
筆者環境では、バージョン11.30.1未満のXアプリで作成した下書きはブラウザ版Xに同期されず、最新バージョンで作成した下書きのみブラウザ版からも確認できました。
もし古い下書きが同期されない場合は、下書きをコピーして新しい下書きとして作り直すことで、アプリとブラウザ間で同期されないか試してみてください。
下書きに添付された画像や動画は除去される
下書きの同期機能はテキストのみに対応しており、下書きに添付された画像や動画は同期されず、別のデバイスでは未添付状態の下書きになります。
画像や動画を添付した下書きを投稿したい場合は、これまで通り下書きを作成したデバイスから投稿する必要があるので注意してください。
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