iPhoneで音楽をイヤフォンやヘッドフォンで音楽を聴いているときに、イマイチ音の広がりが感じられない場合は、もしかするとモノラルで再生されているかもしれません。
ステレオ音源にも関わらず、モノラルで再生される場合は幾つの原因が考えられます。
今回はそんなときの対処方法を解説します。
目次
モノラルとステレオの違い
具体的な対処方法の前に、少しステレオとモノラルの違いについて説明します。
意外と「モノラルとステレオって具体的に何が違うの?」なんて聞かれると、サラッと答えられる人って意外と少ないと思います。
モノラルとステレオの大きな違いは音源の収録方法にあります。
モノラル
モノラルは、音の収録時に単一マイクで録音しています。
その為、左右のイヤフォンやヘッドフォンからは全く同じ音源が再生されます。
ステレオに比べると音の広がりがイマイチ感じられない事が多いかもしれません。
ステレオ
ステレオは、音の収録時に2つ以上のマイクで録音しています。
例えば、バンドの演奏を正面で聴くと、左耳はギターの音が強く、右耳はベースの音が強い・・といったように、左耳と右耳では音楽の聞こえ方異なりますよね。
ステレオはそういった音の横の広がりを再現出来る収録方法です。
最近の音楽は基本的にこのステレオで収録されているケースが多いです。
モノラル再生になる3つの原因
ステレオ音源にも関わらず、モノラルで再生される場合は幾つかの原因が考えられます。
プラグの差し込みが甘い
イヤフォンジャックへの差し込みが甘いと、正常にステレオが再生されません。
端子の一番ケーブル側の絶縁体(黒いライン)で引っ掛かりやすいので、カチッと奥まで差し込んで下さい。
イヤフォンやヘッドフォンがモノラル専用の可能性
そもそも接続しているイヤフォンやヘッドフォンがモノラルに対応しているかも確認してください。
メーカーサイトや取扱説明書で確認しても良いのですが、端子部分の絶縁体(黒いライン)が2本以上であればステレオに対応しています。
アクセシビリティを見直す
iPhoneの設定にはステレオをモノラルで再生する機能が用意されています。
「設定」→「一般」をタップ。
「アクセシビリティ」をタップ。
「モノラルオーディオ」をオフ(白)にする。
上記3つを確認しても改善されない場合は、使用するイヤフォンを替えたり、iPhoneの初期化やAppleサポートへの連絡も視野に入れたほうが良いかと思います。
つぶやき
「ステレオがあればモノラルはいらない」なんて思いがちですが、ホームシアターセットで各スピーカーの音量を決める時に便利です。
ステレオだとどうしても左右で聞こえ方が違うので、どうしても調整が難しくなりがちですが、モノラルであればどのスピーカーからも単一の音源が再生されるので、比較的音の定位置の調整が簡単になります。
モノラルについての改善のやり方の追加をば。
アクセシビリティ内に7のiOS10のみでしょうが、左右バランスの欄が追加されてます。
前世代からの復元だと九分九厘右にバーが行ってると思います。
これを真ん中にすると左右ステレオ状態になります。
意外と気がつかないものですね、これ。
本当に助かりました…m(_ _)mありがとうございました!!!!
コメントありがとうございます。
無事解決出来たたようで良かったです。
イヤホンが、
________
/
のように曲がっている場合は取り返しがつかないようです。
(なっている人が語る)
※ 接続プラグは壊れる気で治してね
※ 万が一壊れても責任は負いません
※ 諸般の事情により外部リンクを削除しました。@管理者
めちゃめちゃ助かりました!ASMRを聞くのにとても困っていたので、まさか設定のせいでなっているとは…お陰で安眠できそうです!
ステレオの解釈が少し違うようなので、、、ステレオ収録とステレオ音声とは別の話です。
楽曲でのボーカルやギターなどはモノラル収録で行われます。それを混ぜる(ミックス)際にそのまま真ん中に配置したり、左右に振り分けたりなどして、最終的にステレオ音声にします。
なので最近の楽曲でもモノラル収録が基本です。全てそれぞれステレオで収録してしまうと、最終混ぜる際に情報量が多すぎてごちゃごちゃになってしまうので。
ASMRは二つのマイクで収録することで、左右の絶妙な残響音などの違いも収録できます。
左右の音の差によって立体感を感じ、臨場感のある音になります。
左右の目の差で立体感を感じるのと似てますね。