iOS14.3以降、キャリアバンドルファイル(.ipcc)を書き換えることにより、iPhone X/8以前の機種で楽天モバイルのRakuten UN-LIMITを利用していたユーザーから「圏外になった」「モバイル通信が繋がらなくなった」などの声が増えています。
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iPhone X/8以前の機種で「Rakuten UN-LIMIT」が利用不可に
楽天モバイルが提供するプラン「Rakuten UN-LIMIT」はiPhone XS/XR以降の機種のみ対応しており、それよりも前の機種であるiPhone XやiPhone 8には対応していませんが、iOS14.2以前まではキャリアバンドルファイル(.ipcc)を手動インストールすることで、iPhone X/8以前の機種でも利用することが可能でした。
しかし、iOS14.3ではキャリアバンドルファイル(.ipcc)の書き換えによる回避ができなくなったようで、iOS14.3に自動アップデートされてしまうと、iPhone X/8以前の機種では「Rakuten UN-LIMIT」が圏外になりモバイル通信が繋がらない状態になります。
iOS14.3、iPhoneXだと楽天モバイルipcc書き換えしても圏外のままや。
そろそろ買い替えろって事ですか😇— Nanashi Motovlog (@NanashiRider) January 11, 2021
#楽天モバイル で運用していた #iphone 8 plus を不用意に14.3にアップデートしてしまい使用不可に。現時点で解決方法は確立されてなさそうなので新機種を買わざるを得ない状況に。こんなことなら初売りで買っとくべきだった。皆様もご注意を。
— snowleopard2013 (@snowleopard2013) January 13, 2021
iOS14.2以前へのダウングレードは不可
今月初旬頃まではiOS14.2/iOS14.2.1にダウングレードすることで復旧できましたが、現在は署名(SHSH)が停止しているためダウングレードによる復旧はできません。
そのため、もしRakuten UN-LIMITを利用しているiPhoneをiOS14.3にアップデートしてしまった場合は、iOS14.2以前がインストールされた機種を入手しキャリアバンドルファイル(.ipcc)を書き換える等、以下いずれかで対処するほかありません。
- iOS14.2以前がインストールされた旧機種を入手し、キャリアバンドルファイル(.ipcc)の書き換え
- Rakuten UN-LIMITに対応しているiPhone XR/XS以降の機種に変更する
- 楽天モバイルからiPhone X/8以前の機種に対応した他社回線に乗り換える
iPhone 12シリーズでも楽天モバイルが圏外になる場合
iPhone 12シリーズ(iOS14.3)を使用している場合でも、副回線に楽天モバイルのSIMを設定すると「圏外」になる問題が生じています。
こちらの不具合はモバイルデータ通信に副回線の楽天モバイルを設定する(切り替える)ことで回避できますが、モバイルデータ通信に主回線を設定することができない状態なので、iPhone 12シリーズに関してもiOS14.3アップデートの適用は控えることをお勧めします。
お疲れ様です。
iphone8を使用しており自動アップデートでios14.3にアップされて使用できなくなったものです。
これを機にiphoneSE2を購入しようとおもっていますが、現在使用している楽天のSIMカードを購入したSE2に挿入すれば
問題なく使えるという認識で正しいでしょうか?
(もちろんこのページでご説明されている副回線にした後に、という意味です)
よろしくお願いします。
iPhone SE 第2世代であれば楽天モバイルが利用可能かとは思いますが、念の為にもご自身で楽天モバイルの対応機種ページ(https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/iphone/)を確認してください。なお、海外66の国と地域とのグローバル無料は対象外となっています。