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【iPhone】UQモバイルでキャリアップデート後に圏外になる事例が海外版iPhoneで報告

格安SIM(MVNO)のUQモバイルを利用している一部のユーザーから「キャリアップデート後に圏外になった」との事例がTwitter等で報告されています。多くのユーザーはキャリアップデート適用後も正常に利用できているようですが、海外版iPhoneを利用しているユーザーは注意が必要です。

キャリアアップデート後にiPhoneが圏外になる

2020年2月上旬にリリースされたキャリアップデート(ver.40.1)には、アンテナピクト横のキャリア名称がauからUQ mobileへの変更などが含まれていますが、海外版iPhoneなどでキャリアップデート適用後に圏外になった事例が報告されています。

UQモバイルで海外版iPhoneのモバイル通信が圏外になる問題はiOS13.3以降から報告されており、とくに海外版iPhone 8、iPhone Xの利用ユーザーからの声が多い印象です。

関連記事【iOS13.3】UQモバイルで海外版iPhoneが圏外になる問題が多数報告

海外版iPhoneは対応周波数(バンド)が異なる

日本版のiPhoneと海外版のiPhoneではLTE周波数帯が異なり、日本版のiPhone 8/8 Plus(A1906/A1898)と米国版のiPhone 8/8 Plus(A1863/A1864)では、対応している周波数帯が異なります。そのため「海外版iPhoneで日本国内のSIMが利用できないといったケース」も存在します。

バンド(周波数帯) 日本版
iPhone 8/8 Plus
海外版
iPhone 8/8 Plus
A1906
A1898
A1863
A1864
1(2,100 MHz)
2(1,900 MHz)
3(1,800 MHz)
4(AWS)
5(850 MHz)
7(2,600 MHz)
8(900 MHz)
11(1,500 MHz)
12(700 MHz)
13(700c MHz)
17(700b MHz)
18(800 MHz)
19(800 MHz)
20(800 DD)
21(1,500 MHz)
25(1,900 MHz)
26(800 MHz)
28(700 APT MHz)
29(700 de MHz)
30(2,300 MHz)
34(TD 2,000)
38(TD 2,600)
39(TD 1,900)
40(TD 2,300)
41(TD 2,500)
42(TD 3,500)
66(AWS-3)

UQモバイルは親会社のau(KDDI)回線を使用しており、au(KDDI)は周波数700MHz帯(バンド28)、800MHz帯(バンド18/26)、1.5GHz帯(バンド11)、2.0GHz帯(バンド1)、3.5GHz帯(バンド42)の周波数帯に対応しています。しかし、海外版iPhone(US版)では1.5GHz帯(バンド11)、3.5GHz帯(バンド42)に対応していません。

UQモバイルが実際に使用している周波数帯に関する資料は見つけられませんでしたが、上記の対応周波数帯による違いが今回の圏外問題に繋がっている可能性が考えられます。

キャリア変更、もしくは機種変更が必要

もし海外版iPhoneでUQモバイルが圏外になった場合、UQモバイルは海外のSIMフリー端末の動作確認や保障は行っていないため、別のキャリアに変更するか国内版iPhoneに機種変更するほかありません。

海外のSIMフリー端末は利用できますか?

回答
すべてのSIMフリー端末について動作確認および保証はいたしておりません。
弊社動作確認済みの端末について詳しくは、「動作確認端末一覧」よりご確認ください。

引用:UQ mobile

またUQモバイルに限らず、海外版SIMフリー端末の動作を保証していないキャリアに関しては、今後UQモバイルのように突然圏外となる可能性もあり得るので注意が必要です。

関連記事【iPhone】iOS13.3.1で圏外になる、電波を拾わない、通信が繋がらない等の問題が報告

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