iOS13以降では、位置情報の通知「過去3日間に渡って位置情報をバックグラウンドで利用しています」が表示される場合がありますが、ユーザーからは「位置情報の通知は消せないの?」「位置情報の確認が鬱陶しい」「常に許可をタップしても何度も表示される」といった声が多く目立ちます。
そこで今回はiOS13で追加された「位置情報の通知」に関して、意味や非表示設定の有無など調べた情報をまとめます。
目次
位置情報サービスを利用するアプリを厳しく管理
iOS13では、バックグラウンドで位置情報サービスを利用するアプリの管理が厳しくなり、Googleマップなど位置情報を利用するアプリをインストールしている場合、定期的に「〜は、過去3日間に渡って位置情報をバックグラウンドで○回利用しました」や「〜は、過去3日間に渡って位置情報を利用しています」といった位置情報の通知が表示される場合があります。
位置情報の通知は常に許可しても再度表示される
「過去3日間に渡って位置情報をバックグラウンドで利用しています」は、バックグラウンドで動作するアプリの位置情報を”常に許可”したまま継続するかの確認を目的とした通知です。
“○○○”は、過去3日間に渡って位置情報をバックグラウンドで利用しています。バックグラウンドでの位置情報の利用を許可したままにしますか?
“使用中のみ許可”に変更
常に許可
そのため、アプリのバックグラウンド更新をオフにする、あるいは位置情報サービスの設定を使用中のみ許可やなしに変更しない限り、通知内の“常に許可”をタップしても通知が繰り返し表示される仕様になっているようです。
iOS13の「このアプリ、48時間で30回位置情報取得してたで、このまま『常に許可』でええの?」って定期的に聞いてくるやつマジで鬱陶しい #iOS
— 炒飯⎳ (@genthalf) 2019年10月6日
iOS13にしてから、バックグラウンドで作動するアプリが位置情報を参照するのを「常に許可」してるにも関わらず、数日おきにダイアログで「常に許可」し直さないといけないのが非常にうざったいのだけど、何か設定を間違えてるのだろうか。
— 廣瀬 匠(Sho Hirose) (@kippis_sg) 2019年10月5日
位置情報の通知をオフにする設定は用意されていない
iOS13.1.2では、位置情報の通知「〜は、過去3日間に渡って位置情報をバックグラウンドで利用しています」をオフにする設定項目は用意されていないようです。
唯一関連性のある設定としては、設定→プライバシー→位置情報サービスに位置情報の通知といった項目がありますが、これは通知内に表示されるマップ情報の表示有無を切り替える設定で通知そのものをオフにする機能では無いようです。
そのため、執筆時点で位置情報の通知をオフにするには、該当アプリのバックグラウンド更新をオフ(設定→一般→Appのバックグラウンド更新)にするか、位置情報サービスをなしもしくは利用中のみ許可(設定→プライバシー→位置情報サービス→該当アプリ)に変更するしかありません。
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