iOS11では、非常時に素早く電源ボタン(スリープボタン)を5回押下することで、警察、消防、海上保安庁に素早く電話の発信をすることが出来ます。
緊急SOSの発信方法は既にご存知の方も多いかもしれませんが、肝心の「緊急SOSを発信した時の流れ」は知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は実際に緊急SOSを使った場合、どういった流れで画面が進むのか確認したのでご紹介します。
目次
実際に緊急SOS使用した時の操作の流れについて
- 電源ボタン(スリープボタン)を短時間で5回押下すると電源オフ画面が表示され、緊急SOSをスライドすると「3」の通報先選択画面が表示されます。
- 自動通報オプション(設定→緊急SOS→自動通報)がオンの場合は、電源オフ画面は表示されず、警報音と共にカウントダウン(自動通報)がスタートします。
- 「1」あるいは「2」の操作をすると、警察、海上保安庁、消防の候補が表示され、項目をタップすることで発信することができます。
- 今回はSIMカードを抜き、ネットワークから切り離した状態なので発信画面で通話が即終了しましたが、本来であれば通話が開始されます。
- 緊急通話が終了すると、続けてヘルスケアアプリのメディカルIDに設定してある緊急連絡先に、緊急SOSを使用した旨のメールが配信されます。
- メールの配信が完了すると「緊急連絡先に通知しました」と画面が表示され、「9」の画面が表示されます。
- 緊急連絡先に届くメールには、使用者の名前と使用場所の位置情報が記載されています。最新の位置情報は現在地が変わる度に自動で送信され続けます。
- 緊急SOSの位置情報共有を終了したい場合は、上部の緊急SOSがあなたの現在地を使用しています→緊急時の位置情報の共有を停止をタップすることで中断することができます。
- 「緊急連絡先に通知しました」の画面が表示された後は、自動的にメディカルIDの情報が画面上に表示されます。
緊急SOSをフル活用するならメディカルIDが必須
緊急SOSをフル活用するには、メディカルIDの設定が必須であることがわかります。
メディカルIDはヘルスケアアプリ→メディカルID→編集から作成することができるので、非常時に備えて設定しておくと良さそうです。
緊急SOSは使う機会が無い事が一番ですが、非常時はいつ起きるか全くわかりません。それこそ明日明後日の話かもしれないですし、生涯使う機会が一切無いかもしれません。
けれども、そんな「万が一」を引き当ててしまった時に備えて、ご家族やお友達にも緊急SOSの使い方、メディカルIDの設定の必要性などをお伝えして貰えたらと思います。
※ タイトル、記事本文の一部を修正しました。
ちゃんとSIM入れて試さないと意味ないじゃん。
タイトルで煽っておいて、とんだ拍子抜けの記事。
ご指摘のように、実際に緊急連絡通話をせずに「試してみた」は成り立たないと思い、タイトルと本文を修正しました。
SIMに関しては、外さなければ緊急電話が繋がってしまうため、記事ではSIMなしで検証しています。