万が一のトラブルに備えてiPhoneのバックアップを常日頃から取っておくようにしましょう。
バックアップをしておくことで、仮にアップデートを失敗した場合でも元の状態に戻すことが出来ます。
今回はiTunesを使った「購入した項目の転送」と「バックアップ」の手順を改めて解説します。
バックアップの暗号化やアーカイブ化も忘れずに。
目次
iTunesを使ったiPhoneのバックアップ方法
もし記事を読みながらバックアップを勧めるのであれば、予めPCでiTunesを起動して、iPhoneとPCをLightning USBケーブルで接続しておいてください。
購入した項目の転送
iTunesメニューの「ファイル」→「デバイス」→「購入した項目をXXXから転送」の順に進み、iTunesにアプリの購入データを転送する。
※ Windows版iTunesで、ファイルメニューが見当たらない場合は「Altキー」を押下してください。
転送が終わるまで待機する。
(iOS9だと仕様変更により即終了します)
バックアップ
バックアップには「通常バックアップ」と「暗号化バックアップ」の2種類があります。
暗号化バックアップを有効化すると、通常バックアップでは復元できない一部アプリのデータやWi-Fiのパスワード、メールアカウントのパスワードなどの情報も引き継ぐことができるので、基本的には暗号化バックアップを使ってください。
暗号化バックアップは、iTunesの「iPhoneのバックアップを暗号化」からオンにできます。
ただし、暗号化をすると復元時にバックアップ時に設定したパスワードが必要になるので、万が一パスワードを忘れてしまうと復元が出来なくなるので注意してください。
【知っ得】「iPhoneのバックアップを暗号化」活用すべき理由と使用方法
iTunesメニューの「ファイル」→「デバイス」→「バックアップ」の順に進む。
※ Windows版iTunesを使っていて、ファイルメニューが見当たらない場合は「Ctrl+B」を押下或いは、iTunes左上の四角のアイコンをクリックして、メニューから「メニューバーを表示」をクリックしてください。
バックアップが終わるまで待機。
※ バックアップの暗号化をしていると多少時間が掛かります。
バックアップの確認とアーカイブ化
バックアップが終了したら、次にバックアップが正常に完了しているか確認します。
メニューの「iTunes」→「環境設定」の順に進む。
デバイスタブを開いて先程のバックアップデータが表示されていることを確認し、必要に応じて右クリックメニューでアーカイブ化を行う。
アーカイブ化を行うことで、アーカイブ化したバックアップデータは上書きされることはありません。
iOSアップデート前に1つ、iOSアップデート後に1つ..のように、数世代分のバックアップを取っておくと、万が一iOSに致命的なバグが見つかったとしても、簡単に1世代前のiOSを復元することができます。
【iTunes】iPhoneのバックアップをアーカイブ化して保存する方法
つぶやき
iOSのアップデートは必ずしも安定しているとは言えません。
過去iOS8.0.1が配信された際に、電話機能が使えなくなるという致命的なバグが見つかり、即刻アップデートの配信が中止になった過去もあります。
またこういったトラブルが起きる可能性も0では無いので、必ずiPhoneのバックアップをしてからアップデートを行うようにしてください。
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