今回はフリマアプリなど、個人から購入する中古のiPhoneが、ネットワーク利用制限(赤ロム)となっていないか確認する方法を解説します。
昨今フリマアプリが増え続けており、物を個人間で売買する敷居がかなり下がりました。
良い状態の物を安く手に入れやく便利なんですが、iPhoneなどのスマホを購入する際は、電話やモバイルデータ通信を一切することができない赤ロム端末には注意するようにしましょう。
中古のiPhoneを買うなら必ずIMEI番号の確認
iPhoneには製造番号(IMEI番号)が振り分けられており、IMEIを元に各キャリアが端末の支払状況を3つに分けて管理しています。
- 支払が完済している端末。
- 現在も割賦(分割)払いが継続中の端末。
- 割賦(分割)払いを滞納している端末。
【3】に当てはまるものが電話やモバイルデータ通信が出来ない「赤ロム」と呼ばれているものです。
中古として購入して一番安心なのは【1】です。
次点で【2】なのですが、購入後に支払を滞納されてしまうと【3】の赤ロムになるリスクがあります。
必ず確認
個人から中古のiPhoneを購入する場合は必ずIMEI番号を「スクリーンショット」か「iPhone背面の写真」で教えてもらうようにしましょう。
説明文中にテキストとして入力されているIMEI番号は、他出品情報から得たIMEI番号やインターネットで見つけたIMEI番号を悪用している可能性があるので、鵜呑みにするのは危険です。
IMEI番号の提示案A
“指定時刻”に [設定] → [一般] → [情報] のIMEIが写ったスクリーンショットを撮影してもらう。
※ 出品者の都合もあるので時刻は幾つか候補を用意しておきましょう。
理由
インターネットで指定時刻と完全に一致したIMEI番号が写ったスクリーンショットを見つけるのは容易ではありません。
但し、ステータスバーを差し換えて加工されてしまうとその限りではありませんが、そういった場合はスクリーンショットとサイズや画質に若干の差があったり、画質が不自然に荒い場合があります。
IMEI番号の提示案B
iPhone本体裏面の写真であれば、販売者と紐付けることが出来る手書きメモ(販売者名やハンドルネーム等)を横に添えて写真を撮影してもらう。
理由
iPhone本体裏の写真だけであれば、他出品者がアップロードした画像やインターネット上で拾った画像を悪用するケースが考えられますが、写真内に出品者と紐付けが出来る手書きメモを添えてもらうことで、出品者以外が撮影した写真を悪用することは難しくなります。
赤ロムかどうか調べる方法
IMEI番号を手に入れたら後は赤ロムかどうか調べるだけです。
該当するキャリアページで製造番号にIMEIを入力するだけで、端末の状況を照会することができます。
SoftBank:https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv
au:https://au-cs0.kddi.com/FtHome
docomo:http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/search.php
◯と表示されれば支払が完済しているということになるので、赤ロムになるリスクはありません。
△が表示される場合は、販売者が今後支払を滞納すると赤ロムになるリスクがあります。
もし出品者が「支払は完済している」と言っているにも関わらず「△」となる場合は、本当に勘違いをしているか意図的に”嘘”をついているかのどちらかです。
そもそも「しっかりと支払っているか判断ができていない」ことが問題でもあるので、無用なトラブルを避けるためにも購入は辞めたほうが良いかもしれません。
不安なら店舗が一番
個人売買でのリスクが怖いのであれば、店舗を構えている中古携帯ショップで購入することが一番です。
ショップにもよりけりですが、万が一購入後に赤ロムとなってしまった場合は返金や交換が出来る赤ロム保証を付帯している店舗もあります。
つぶやき

フリマアプリでiPhoneの販売ページを見てみたんですが、意外とIMEI番号未記載の出品が多いんですよね。
それでもSOLD OUTになっていたり..
様々なユーザー層が容易に売買できる環境が整って、中古スマホを購入するユーザーが増えてきている中、まだ”赤ロム”という単語自体が広く浸透しきっていないような印象です。
ちょっと前だとショップに赤ロム持って行ってしまうとその場で回収されていたような気がするのですが、個人売買で購入したスマホが赤ロムだと知らずに持っていった場合って、回収されるんでしょうかね?
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