2025年11月頃から、Amazonから「Amazon: 123456 is your sign-in code. For your security, don't share it. Amazon will never contact you to ask for this code.」とのSMSが届いたとの報告が増えています。
このSMSにはAmazonのサインインコードが含まれており、身に覚えがない場合は第三者が不正アクセスを試みている可能性も考えられます。
本記事では、Amazonにサインインしていないにも関わらず「Amazon: 123456 is your sign-in code. 」が届いた時の対応について解説します。
目次
SMS「Amazon: 123456 is your sign-in code.」の受信事例が増加
2025年11月7日現在、身に覚えのないAmazonのサインインコードが記載されたSMS「Amazon: 123456 is your sign-in code. 」の受信報告が増えています(ユーザーの言及:ポスト1、ポスト2)。
Amazon: 123456 is your sign-in code. For your security, don't share it. Amazon will never contact you to ask for this code.
日本語訳:
Amazon: 123456 はお客様のサインインコードです。セキュリティのため、誰にも共有しないでください。Amazonがこのコードをお尋ねするために、お客様に連絡することは決してありません。
サインコードが届いた原因や考えられる状況
このSMSが届いた場合、Amazonアカウントのサインインが必要なアクション(ログイン、パスワードリセットなど)が試行された可能性があります。
身に覚えがない場合は、第三者によって不正ログインやパスワードリセットが試行されている可能性があるため、アカウント状態の確認とセキュリティ設定の見直しをお勧めします。
サインインコードが届く可能性のある操作:
- Amazon公式サイトや公式アプリへのログイン
- Amazonデバイス上でのログイン
- Amazonアカウントのパスワードリセット等の手続き
- Amazon Pay利用時のログイン
パスワードの変更、パスキーと2段階認証で対策
身に覚えのないサインインコードが届いた場合、パスワードが破られている可能性も考え、Amazon公式サイトのアカウントサービスで強固なパスワードへの変更をお勧めします。
Amazonアカウントのパスワード変更手順:
- Amazon公式サイトのアカウントサービスを開く
- 「ログインとセキュリティ」をクリック
- パスワードを入力してサインイン
- パスワードの「編集」をクリック
- 現在のパスワードと新しいパスワードを入力して「変更を保存」をクリック
ただ、最近では判別が難しい巧妙なフィッシングメールやフィッシングサイトも増加しており、パスワードだけでアカウントを保護するのは限界とも指摘されています。
IPAが公開する『情報セキュリティ10大脅威 2024』の個人向け脅威では、「インターネット上のサービスへの不正ログイン」が9年連続ランクインしていますし、先日のコラムでご紹介したKADOKAWAのサイバー攻撃(ランサムウェア被害)事例もフィッシング攻撃経由でのアカウント乗っ取りが原因と推察されています。
こうした被害を防止するためには、『強い』認証が必須です。
もし「パスキー」と「2段階認証」を設定していない場合は、この機会に設定をお勧めします。万が一、パスワードを破られてもアカウントが保護できる可能性が高くなります。
身に覚えのないサインインコードが届いた時の対処:
- Amazonアカウントのパスワードを強固なものに変更する
- パスキーを設定する
- 2段階認証を設定する
注文履歴と取引履歴の確認、必要に応じて「すべてサインアウト」も
パスワード変更後は、Amazon公式サイトの注文履歴と取引履歴に身に覚えのない明細がないか確認してください。
もし購入した覚えのない商品や身に覚えのない取引が見つかった場合は、Amazonカスタマーサービスに連絡し、キャンセルや返金が可能か確認してください。
また、アカウントサービスで「すべてをサインアウトする」を実行すると、全ての端末で強制ログアウトされるので、不正ログインの懸念がある場合は行うようにしてください。
Amazonで「すべてサインアウト」を実行する手順:
- Amazon公式サイトのアカウントサービスを開く
- 「ログインとセキュリティ」をクリック
- 「アカウントが不正にアクセスされましたか?」の「開始」をタップ
- ステップ3の「すべてをサインアウトする」をクリック



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