+1 844からのインターネットホットラインセンターを騙る詐欺電話の詳細と対処

2024年10月以降、+1 844から始まる電話番号から、インターネット・ホットラインセンターを騙る詐欺電話の着信が報告されています。

着信に応答すると、自動音声で「クレジットカードに未払い料金がある」といった案内が流れますが、詐欺電話であるため無視するようにしてください。

インターネット・ホットラインセンターを騙る詐欺電話に注意

2024年10月頃から、+1 844から始まる国際電話番号から、インターネット・ホットラインセンターを騙る詐欺電話の着信が報告されています。

電話に応答すると、クレジットカードに未払い料金があるとして、担当部署に繋ぐよう指示されますが、この電話は特殊詐欺であるため、電話に出てしまった場合は速やかに通話を切るようにしてください。

自動音声の指示に従って数字キーを押してしまうと、架空請求等を目的としたオペレーターに転送される可能性があります。オペレーターに繋いでしまった場合は、個人情報を伝えずに通話を切るようにしてください。

こちらインターネット・ホットラインセンターです。お客様がご利用されているクレジットカードに未払い料金があります。ご不明な点がございましたら、担当部署にお繋ぎいたしますので、1番を押してください。

インターネット・ホットラインセンターは個人に電話をしない

インターネット・ホットラインセンターは、警察庁が業務を委託している実在するセンターですが、センターから個人に電話をかけることはありません。

そのため、インターネット・ホットラインセンターを名乗る電話を着信した場合は、特殊詐欺の可能性が非常に高いので注意してください。

インターネット・ホットラインセンターの職員を名乗り、金銭を騙し取ることを目的に虚偽の説明を行う不審電話が確認されています。電話の途中で、「警察署に電話を転送します。」などと話すケースもあります。

インターネット・ホットラインセンターから個人に対して電話をすることは一切ありませんので、くれぐれもご注意ください。

引用：インターネット・ホットラインセンター

+1 844から始まる国際電話は北米向けのトールフリー

+1 844から始まる電話番号は、北米向けのトールフリー（着信課金電話番号・フリーダイヤル相当）の電話番号です。

アメリカやカナダから発信されている可能性があるものの、西インド諸島の国も含む、北米電話番号計画（NANP）全体をカバーしているため、発信元の国を特定するのは困難です。また、VoIPサービスプロバイダーが提供する仮想電話番号の可能性も考えられます。

また、日本からこの番号に折り返し電話をかけると、国際電話料金が発生する可能性もあるため、着信履歴などから折り返し発信しないよう注意してください。（着信拒否される場合もあります）

Rather than being tied to a particular city, region, or state or being connected with a given time zone, a toll-free code will cover the entirety of the NANP. This includes not only the United States and Canada but also parts of the Caribbean Sea, as well as a few islands in the Atlantic and Pacific Oceans.

(訳) フリーダイヤル番号は、特定の都市、地域、州に結びついたり、特定のタイムゾーンに結びついたりするのでは無く、NANP全体をカバーします。これには、米国とカナダだけでは無く、カリブ海の一部、大西洋と太平洋のいくつかの島々も含まれます。

引用：MightyCall