2020年5月25日現在、iOS13.5にアップデートするとマスク姿でFace IDを解除できるなどの誤解が広まっており、iOS13.5アップデートを適用した一部のユーザーから「マスクを着用した状態でロックを解除できない」との声が目立ちます。
目次
iOS13.5のマスク着用時のロック解除操作簡略化の誤解
iOS13.5アップデートでは、Face ID(顔認証)搭載デバイス向けにマスク着用時のロック解除の簡略化が行われました。iOSアップデート適用時に表示されるリリースノートには以下のように記載されています。
Face IDとパスコード
* Face ID搭載デバイスでのマスク着用時のロック解除操作を簡略化
ここで注意が必要なのは、あくまで「簡略化」なだけであってマスク姿でFace ID認証ができるようになった訳ではありません。
マスク着用時のロック解除操作簡略化の詳細
これまでマスク姿でFace ID(顔認証)を利用してデバイスのロックを解除する場合、画面を上にスワイプしてFace IDロック解除画面を開き、顔認証失敗を待った後にパスコードを入力できるテンキーが表示されていました。
これがiOS13.5では改善され、鼻から下半分をマスク等で覆った状態でFace IDロック解除画面を開くと、Face ID認証の失敗を待たずに即パスコードを入力できるテンキーが表示されるようになりました。
上記の変更点がiOSアップデートのリリースノートに記載されている「マスク着用時のロック解除操作を簡略化」にあたるものです。
マスク着用状態でFace ID(顔認証)ができた場合
一部ではiOS13.5アップデート適用後にマスク着用状態でFace ID(顔認証)ができたとの声もありますが、これはFace IDがマスクで覆われた顔を誤って学習してしまったことが原因です。
顔をマスク等で覆った状態でFace IDが利用できてしまう場合、iPhoneを紛失した際に第三者によりデバイスのロックが解除されてしまうリスク等があるため、SBAPPとしてはFace IDの再登録をお勧めします。
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