2025年6月5日現在、YouTubeで動画を再生した際に「危険!お使いの携帯電話はハッカーに侵入されました!」と表示されたとの事例が報告されています。
一見すると警告メッセージのように見えますが、視聴者の不安を煽ってアプリをインストールさせようとする悪質な広告であるため、無視して広告を閉じてください。
目次
「お使いの携帯電話はハッカーに侵入されました」に注意
2025年6月5日現在、YouTubeを開くと「危険!お使いの携帯電話はハッカーに侵入されました!」といった警告メッセージのようなものが表示されるケースが報告されています。
SNS上では、「“お使いの携帯電話はハッカーされました”で見れない、どうしたらいい?」といった、広告表示に戸惑う投稿も見受けられました。
危険!
お使いの携帯電話はハッカーに侵入されました!
28%システムの損傷
78個の悪意あるウイルス
デバイスをすぐにクリーンアップする必要がありますいいえ はい
デバイスがウイルスに感染したかのような不安を煽る内容ですが、実際にはアプリをダウンロードさせるための悪質な広告なので、広告を閉じ無視して問題ありません。
この広告から誘導されるアプリが「無料」となっていても、アプリの起動時にサブスクリプションの購入を求められる場合があります。これを購入してしまうと高額な利用料金が発生するため注意してください。
YouTube上の不安を煽る悪質な広告を見分ける
ユーザーの不安を煽る悪質な広告には様々なパターンがあり、例えば「ジャンクファイルが見つかりました」「重複写真が見つかりました」などの偽警告があります。
- 40GBのジャンクファイルが見つかりました
- 425枚の重複した写真が整理待ちです
- お使いの携帯電話は多くのスパムを発見しました
- メモリがいっぱいです!
これらの悪質なメッセージが表示された際は、動画の左下やアプリのダウンロードリンク部分に「スポンサー」の表記がないか確認し、記載がある場合は「広告」と判断できます。
もしiPhoneをお使いの場合は、iOSのシステム上「ハッカーに侵入されました」といった警告メッセージが表示されることはないので、このような表示があった場合は詐欺広告と判断してください。
広告からアプリをダウンロードした場合の対応
もし悪質な広告のリンクからApp StoreやGoogle Playでアプリをダウンロードしてしまった場合、無料アプリであれば料金は発生しないので、アプリを使用せずに削除してください。
ただし、無料アプリでも起動時にサブスクリプションの購入を求められるパターンがあり、これを承認してしまうと利用料金が発生する場合があるため注意してください。
万が一、悪質な広告から有料アプリをダウンロードしてしまったり、誤ってサブスクリプションを購入してしまった場合は、返金手続きを行うことで請求がキャンセルされる場合があります。
- iPhoneの場合:Appleから購入したアプリやコンテンツの返金手続きをする
- Androidの場合:Google Play で払い戻しをリクエストする
頻繁に返金手続きを行っている場合は申請が拒否されることもありますが、これまで返金手続きをしたことが無い場合や、前回の手続きから月日が経っている場合は承認される可能性があります。
コメントを投稿する(承認後に反映)