2025年10月24日現在、iOS版X(旧Twitter)で下書きに添付した画像が消える不具合が発生しています。
筆者のiPhoneで検証したところ、画像付きの下書きを開いて再度「下書きを保存」すると、添付済みの画像が消えることがわかりました。
また、画像が消えた下書きに画像を再度添付して保存し直しても反映されず、画像のない下書きとして残り続けます。
根本的な解決にはXの対応が必要であり、現時点では『作成済みのメモを再度保存しない』などの対策が必要です。以下詳細です。
目次
Xで下書きの画像が消える不具合が報告
2025年10月24日現在、iOS版Xを利用しているユーザーから「下書きの画像が消えた」「下書きの文章だけ残って画像が消える」との報告が増えています(ユーザーの言及:ポスト1、ポスト2)。
筆者のiPhoneで検証したところ、バージョン11.35と11.32で同様の不具合を確認でき、以下いずれかの操作で下書きの画像が消えることがわかりました。
下書きの画像が消えるパターン:
- iOS版Xで作成した下書きをブラウザ版Xで開く
- 画像添付済みの下書きを開いて再度保存する
- 【仕様】ログアウトとログイン(再ログイン)
- 【仕様】Xアプリのアンイストール(再インストール)
iOS版Xの下書きをブラウザ版Xで開くと画像が消える
2025年10月中旬頃から「下書きの同期機能」が展開されており、ブラウザ版XとiOS版Xで下書きを共有できるようになりました。
10年間の要望を経て、ついに同期された下書きを展開します: Xアプリで書いた下書きは、ウェブでログインしたときにもそこにあります。
翻訳・引用:X(@nikitabier)
ただし、メディアの同期は完全対応しておらず、2025年10月24日時点では、iOS版Xで作成した「画像付きの下書き」は、ブラウザ版Xで開くと画像が削除されます。
一方で、ブラウザ版Xで作成した「画像付きの下書き」は、iOS版Xからも画像を含めた下書きを共有できるようになっています。
つまり、『iOS版Xで作成した下書きをブラウザで開いたら画像が消えた』場合は、現時点では未対応(仕様)と考えられます。

下書きを再度保存すると画像が消える
iOS版Xで検証したところ、「画像付きの下書きを再度保存する」ことでも画像が消えることを確認できました。例えば、以下のようなケースが想定されます。
下書き再保存で消える想定ケース:
- 画像を追加した下書きを保存する
- 「1」で作成した下書きを開いて再編集(画像のALT設定、画像追加など)
- 再度「下書きを保存」する
- 画像が消える
下書きをメモとして使用している場合や、画像の代替テキストを複数回に分けて作成している場合は編集や保存の頻度が高くなるため、この問題を経験されている方が多いと思います。

画像が消えた下書きには画像を追加できない
今回の問題の注意点として、画像が消えた下書きに画像を再度追加して保存すると、前述の『下書きを再度保存すると画像が消える』状態になり、画像が削除され続けます。
そのため、現時点では既存の下書きに画像を追加した場合は、その時点で投稿する必要があり、再度保存すると画像が消えるので注意が必要です。

修正までは「投稿時に画像を添付する」で対策
Xが問題を修正するまでの間は、下書き経由で画像付きのポストを投稿する場合は、下書きはテキストのみに留め、投稿時に画像を追加することをお勧めします。
画像のALT文章(代替テキスト)の作成に一時保存が必要な場合は、メモアプリなどでALT文章を作成しておき、投稿時にコピー&ペーストするなどの対応が必要です。


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