2026年6月6日現在、Appleを装った詐欺メール「App Store で異常な取引を検出しました」が出回っています。
筆者のメールアドレス宛にも届いていますが、差出人メールアドレスがApple「[email protected]」に偽装されています。
メール本文のボタンやリンクをタップするとフィッシングサイトに転送されるため、受信した場合は無視して削除してください。以下詳細です。
目次
「App Store で異常な取引を検出しました」詐欺メールが拡散
2026年6月6日現在、App Storeで「パスドラ」などのアプリ内課金の購入履歴が記載された、領収書を装った詐欺メールが出回っています。(Xの投稿)。
メール本文には「アカウント不正利用の疑い」や「不正なゲーム内課金が行われました」といった不安を煽る説明が記載されている特徴があります。
筆者の元に届いたメールでは、リンクやボタンをクリックするとフィッシングサイトに転送され、Apple Accountの入力を求められたため注意してください。

Appleのメールアドレス「[email protected]」に偽装
差出人には「[email protected]」と表示されますが、実際にはAppleとは関係のないサーバーを介して配信された詐欺メールです。
メールヘッダーから経由したIPアドレスを調査したところ、IPブロックが香港の事業者に割り当てられていたため、香港のサーバーを利用(共有や踏み台)して送信されている可能性が高いです。
また、Appleからの正規メールでは送信ドメイン認証(DMARC、DKIM、SPF)がすべて成功(pass)で届きますが、今回の詐欺メールはすべて失敗(fail/none)しているため偽物と判断できます。

Apple正規領収書メールの特徴と見分け方
Appleの正規領収書メールには、Apple Accountに登録されている請求先(氏名と住所)などの個人情報が記載されています。
また、アカウント不正利用の疑いがあるとして、領収書メールに「返金申請」や「キャンセル」を促すリンクが記載されることはありません。
Apple正規の「領収書」メールの特徴:
- 差出人は「[email protected]」
- Apple Accountのメールアドレスの記載
- Apple Accountの請求先(氏名や住所)の記載
- 各アプリに「問題を報告する」リンク
- 消費税の明細は未記載
不安な場合は端末の設定で購入履歴を確認する
身に覚えのない領収書メールが届いて不安な場合は、メールのリンクはタップせず、デバイスの設定から「購入履歴」を確認してください。
領収書メールに記載されたアプリや課金コンテンツが、端末で確認できる購入履歴に記載されていない場合は、メールの内容は詐欺と断定できます。
- 「設定」を開くiPhoneやiPadのホーム画面から「設定」アプリを開く。
- 「Apple Account」をタップ画面上部にある自分の名前(Apple Account)をタップする。
- 「メディアと購入」をタップメニュー内にある「メディアと購入」をタップする。
- 「アカウントを表示」をタップポップアップメニューが表示されたら「アカウントを表示」を選択する。
- 「購入履歴」をタップ「購入履歴」をタップして実際の状況を確認する。
フィッシングサイトでApple Accountを入力してしまった時の対処
フィッシングサイトでApple Accountを入力してしまった場合は、不正アクセスによる被害を最小限に抑えるため、パスワード変更などの対処が必須です。
より詳しい手順については、Apple公式サイトの「Apple Accountの不正利用が疑われる場合」を参照し、このあとすぐに対処してください。
情報の正確性と実機検証プロセス
検証アプリ
メールアプリ
詐欺メールの調査
使用OS
iOS26.5.1、Windows11
使用端末
iPhone17、PC
検証結果・調査概要
App Storeの偽領収書メールが届いたため、メールヘッダーを確認したところ、Appleとは関係のないサーバーを経由して配信されていました。経由したIPアドレスを確認したところ、香港の事業者が使用するものであることが判明しました。



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