2021年2月頃より、Safariで「ご使用のiPhoneがハッキングされました」など、ハッキングと称する詐欺ページが表示される事例が増えていますが、本記事ではハッキング詐欺に騙されApp Storeからアプリをダウンロード、アプリ内課金などを購入した時の対処について解説します。
目次
アプリのダウンロード、サブスクリプション購入に誘導
ハッキング詐欺「ご使用のiPhoneがハッキングされました」などでは、データの保護が必要としてApp Storeでアプリのダウンロードを促され、指示通りにアプリをダウンロードし起動するとハッキングに関する案内が表示されます。
偽の案内に表示されている「保護」などのボタンを操作してしまうと高額なアプリ内課金(サブスクリプション)の購入が発生するので注意が必要です。
- ご注意!AppleIDとデータを盗むハッキングの試みが見つかりました
- アカウントをハッキングする試みが17回見つかりました
- マルウェアが検出されました
偽の警告画面で「開始する」や「保護する」などのボタンをタップした場合でも、サブスクリプションを購入(Face ID、Touch ID認証)していなければ問題ありませんが、もし購入処理をしてしまった場合は次の手順でサブスクリプションの解約、必要に応じて返金依頼などの手続きが必要になります。
※ アプリをダウンロードしたとしても、アプリ内課金を購入していないのであればアプリを削除するだけで問題ありません。(有料アプリの場合は後述する返金依頼が必要です)
アプリ内課金(サブスクリプション)の更新をキャンセルする
ハッキング詐欺に騙されアプリ内課金にてサブスクリプションを購入してしまった場合は、以下の手順で更新をキャンセルするようにしてください。キャンセルせずにいると定期的に利用料金が発生する恐れがあります。
- iPhoneのホーム画面からApp Storeを開く
- Todayタブの右上、アカウントボタンをタップ
- サブスクリプションをタップ
- 解約する項目をタップ
- サブスクリプションをキャンセルするタップ
もし手順5のボタンが無料トライアルキャンセルをキャンセルするとなっている場合は、こちらのボタンを押下することで更新をキャンセルできます。(利用料金は発生しないなめ後述する返金依頼は不要です)
Apple公式サイトから返金依頼をする
- Apple公式サイト「問題を報告する」ページにブラウザでアクセスする
- Apple IDでサインイン
- 今まで購入したアプリ、アプリ内課金が一覧で表示されるので、返金依頼をするサブスクリプション横にある報告または問題を報告をタップ
- 返金依頼の理由、詳細を入力して送信してください
※ 問題を報告するボタンが表示されない場合は、Appleサポートに連絡をして直接返金依頼をするようにしてください。
※ サブスクリプションが「保留中」となっている場合は、保留が解除され次第問題報告が可能になります。
返金依頼の進捗は48時間以内を目安に更新
返金依頼の進捗状況は依頼から48時間以内を目安に「問題を報告する」で確認できます。
返金が入金されるまでの所要日数は決済方法により異なりますが、Apple ID残高支払いの場合は最大48時間程度、キャリア決済の場合は最大60日程度、その他の支払いは最大30日程度掛かります。
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