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【Apple】iPhoneのプロトモデル(試作機)を覆い隠す「ステルスケース」の存在が明らかに

Appleが毎年発売している新型iPhoneは、発売に至るまでの間にプロトモデル(試作機)を用いて、様々な環境や国でフィールドテストが行われています。

発売前のiPhoneはAppleにとって第一級の機密事項に相当するものと思われますが、Appleがプロトモデルの機密情報流出を防ぐ目的として、専用のケース「ステルスケース」を開発・使用していることが明らかになりました。

プロトモデルは外見を隠す真っ黒なケースに覆われている

今回明らかになった「ステルスケース」は、これまでに数多くのAppleに関するリーク情報を伝えてきた、ソニーディクソン氏が米メディアMacRumorsに写真を提供したことで明らかになりました。

今回公開された写真を見ると、ステルスケースは厚みのあるマットブラックのケースになっており、ディスプレイ以外の露出を極端に抑えたデザインになっていることがわかります。カメラレンズ周りも極端に小さなホールになっており、カメラレンズの変化さえもわかりづらくなっています。

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またケースの両端には「security」と印字されたシールが貼られており、恐らくは不正にステルスケースを外してしまうと、これらのテープが破れる仕組みになっているものと思われます。(ケースも恐らくはビス留めされているはず?)

品質やフィールドテスト項目を管理する”FATP UNIT PASSPORT”

プロトモデルには、品質やフィールドテストの結果を管理する”FATP UNIT PASSPORT”と呼ばれる冊子が同時に送付されるとのことです。

ソニーディクソン氏によると”FATP UNIT PASSPORT”には、フィールドテストの結果は任意のコメントとイニシャルを書き込むようになっており、最終的に中国からAppleにFATP UNIT PASSPORTが送られる流れになっているとのことです。

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恐らくあと1ヶ月もすれば、様々なリーク情報が飛び交うことになるかと思いますが、最近のリーク情報の精度の高さは異常といえるほど高いです。それ故に、新製品発表イベントも「リーク情報通りだった」なんてことが非常に多くなっています。

個人的には昔のような、胸が高揚する新製品発表イベントが復活したら良いなぁ..とは思っていますが、果たして。

Source:MacRumors

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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