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「お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ」Amazonを騙る詐欺メッセージの詳細と対処

2024年4月頃より、Amazonを騙る詐欺メッセージ「お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ」が出回っています。メッセージにはフィッシング詐欺サイトのURLが添付されており、Amazonに似せたドメインが含まれるので注意してください。

詐欺「お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ」

2024年4月頃より、Amazonを騙る詐欺メッセージ「お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ」が出回っています。このメッセージはRCSチャットで拡散されており、「+44」や「+63」などから始まる国際電話番号から届くことがあります。

お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ

Amazonをご利用いただき誠にありがとうございます。システムによる定期的なチェックの結果、お客様のアカウントについて再認証が必要となりました:https://amazon[a-z].tokyo/jp

+44 ○○○○ ○○○○○○がこのRCSチャットを作成し、あなたと他4名を参加者として追加しました。詳細

Amazonに似せて作られたURLをタップしないよう注意

メッセージには、アカウントの再認証を行うよう求める内容が記載されていますが、これはフィッシング詐欺サイトへの誘導を目的とした詐欺メッセージです。

メッセージに記載されているURLは、Amazonに似せて取得されたドメインを含む、「https://amazon[a-z].tokyo/jp」などになっていることがあるため、この点においても十分に注意するようにしてください。

国際電話番号によるRCSチャットについて

Amazonからアカウントに関する重要な連絡について、「+44」や「+63」などから始まる国際電話番号からRCSチャットが届くことはありません。

Amazonはユーザーに対する主な連絡手段として、メール、SMS、その他(Amazonアプリ、LINEアプリ)を使用しており、使用している送信情報はAmazon公式サイトの以下のページで確認できます。

※ +44はイギリス、+63はフィリピンの国際電話番号(国番号)です。

Amazonのメールには宛名として氏名が記載

Amazonから配信される重要なメールには、本文の冒頭にAmazonアカウントの登録氏名が記載されています。一部のメールについては、宛名が記載されていないこともありますが、そういった連絡の場合はログインを必要としない通知であることが多いです。

フィッシング詐欺メール等の場合は、宛名が無記載であったり、「お客様」や「メールアドレス様」といったように省略されている傾向があります。

また、Amazon公式サイトのメッセージセンターには、メールと同じ内容のメッセージが届くこともあり、メールと同じ内容のメッセージの受信有無で、メールが本物か詐欺か判断できるケースもあります。

Amazon公式サイトで「メッセージセンター」を確認する

コピー&貼り付け用のテキスト形式のURL

Amazonアカウントのセキュリティなどに関する重要なメールでは、Amazonでのログインを必要とする内容の場合、メッセージセンターには配信されないことがあります。

指定のリンク先でログインや操作を必要とする内容の場合は、本文の最後にコピー&貼り付け用のテキスト形式のURLが記載されているため、このテキスト形式のURLが「https://www.amazon.co.jp」から始まっていること確認し、ブラウザに貼り付けてアクセスするようにしてください。

このEメールがAmazonから送信されていることを確認するにはどうすればよいですか?
このEメールのリンクは「https://www.amazon.co.jp」で始まります。以下のリンクをいつでもブラウザに貼り付けて表示できます。

https://www.amazon.co.jp/a/c/r/●●●

偽サイトでAmazonアカウント情報を入力した時の対処

フィッシング詐欺メールでURLリンクをクリックしてしまい、リンク先でAmazonアカウント情報を入力してしまった場合は、Amazon公式サイトのアカウントサービスからパスワードを変更してください。

パスワードの変更後は、注文履歴非表示にした注文に身に覚えのない注文がないか確認し、問題が見つかった場合は、Amazonカスタマーサービスに連絡し、キャンセル等の手続きを行うようにしてください。

偽サイトでクレジットカード情報を入力した時の対処

フィッシング詐欺サイトでクレジットカード情報(カード番号・名義・有効期限・確認コード)を入力してしまった場合は、カード裏面に記載されている問い合わせ窓口に、フィッシング詐欺でカード情報を入力してしまったことを連絡してください。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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