iOS17.0.3アップデート後、メモアプリで特定のメモを開いたり、文字入力や消去をすると落ちる不具合が報告されています。ユーザーからは「iOS17でメモが使用中に落ちる」「メモアプリで特定のメモが開けない」などの声が挙がっています。
目次
iOS17でメモアプリが落ちる、強制終了する不具合が発生
iOS17以降、Apple純正のメモアプリが強制終了する不具合がAppleサポートコミュニティやSNSなどで報告されています。不具合が発生すると、文字入力中にメモアプリが落ちる、特定のメモを開くとアプリが強制終了する場合などがあります。
iOS17にアップデート後、メモアプリに不具合があるようです。
具体例
ロックしたメモを開くと、アプリがフリーズして強制終了になる。私だけでしょうか?
after exporting my health data to notes, the notes app started to crash. It crashes a few seconds after opening the app. I already deleted the note with exported health data, and also deleted most of the notes I don't use. I tried all the advices I found online, nothing helps. I updated the software, turned off iCloud for notes and restarted the phone – nothing works. I also reinstalled the app, unsuccessfully. When I turn iCloud off for notes, the app works. Please help.
メモアプリが開けない場合は長押し「新規メモ」を試す
メモアプリが起動した直後に落ちる場合は、直前に開いていたメモで問題が発生している可能性があり、それが原因でメモアプリがクラッシュしている可能性があります。
この場合は、ホーム画面やAppライブラリでメモアプリを長押しし、メニューから新規メモをタップすることで、メモアプリのクラッシュ自体は回避できることがあります。
ただし、この対処法は「クラッシュの原因となっている問題のメモを回避しているだけ」なので、問題が生じているメモを開いてしまうと、再び不具合が発生する場合があります。
iCloudストレージのメモが開けない、落ちる場合について
メモアプリがクラッシュする不具合はiOS16の頃にも報告されていました。当時はiCloudストレージ上に保存されたメモを開くとクラッシュするケースが多く、前述したメモアプリの長押しで新規メモを開くか、設定アプリからメモのiCloud同期をオフにして対応するユーザーもいました。
ただし、この方法ではiCloudストレージに保存されたメモが開けないため、ブラウザ版iCloudにサインインしてiCloud上のメモをコピーし、iPhoneストレージ内で新規メモを作成してペーストするか、サードパーティーのメモアプリにペーストして代用する必要があります。
iOS17でこの問題が再発している場合は、前述した方法でメモをiPhoneストレージやサードパーティーのメモアプリに複製(コピー&ペースト)し、iOSアップデートあるいはiCloud側の対応を待つようにしてください。
特定の文字の入力や消去で落ちる場合は拡張キーボードが原因の可能性
サードパーティー製の拡張キーボードを使用している場合、拡張キーボードの不具合が原因でメモアプリがクラッシュすることがあります。特定の文字を入力や消去でメモアプリが落ちる場合は、この問題に当てはまる可能性が高いです。
具体的な例として、拡張キーボードアプリ「ATOK」で入力した半角の濁点を消去しようとすると、メモアプリがクラッシュする問題を検証機で確認しています。(iOS17.0.3)
もし拡張キーボードを使用している場合は、標準キーボードに切り替えることでメモアプリが落ちないか確認し、動作が安定するような場合は拡張キーボードの一時的な削除を検討してください。
- 設定アプリを開く
- 一般をタップ
- キーボードをタップ
- キーボードをタップ
- 問題の拡張キーボードを左にスワイプ
- 削除をタップ
※ ATOKで入力した半角濁点を消去するとメモアプリがクラッシュする不具合は、標準キーボードに切り替えても改善できないため、アップデートで改善されるまで待つ必要があります。
コメントを投稿する(承認後に反映)