iOS16以降、システムサービスのソフトウェアアップデートにより大量のデータ通信が発生する問題が発生していますが、先日リリースされたiOS16.3アップデートにおいても改善されていないとの声が増えています。
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iOS16.3でシステムサービス「ソフトウェアアップデート」の通信量増加問題が報告
iOS16以降、部のiPhoneでシステムサービスのソフトウェアアップデートが大量のデータ通信を使用する問題が指摘されていますが、iOS16.3アップデート後も同様の問題が報告されています。
問題が発生すると、ソフトウェアアップデートにより数百MB~数GBのデータ通信が発生するため、モバイルデータ通信で接続している場合はデータ通信量が上限に達してしまい、契約プランによっては通信速度低下等の対象となる場合があります。
iOS16.3、モバイル通信勝手に使いまくるの直ってません! pic.twitter.com/tv1Un424Gl
— むっち (@muttie70) January 27, 2023
iOS16.3でも引き続き当問題が発生するのか情報収集中
↑16.3アップデート後も再起動で通信量増加する症状は変わっていません。コメント投稿者:匿名さん
原因は未だ不明、環境によってはiOSアップデートで改善する場合も
システムサービスのソフトウェアアップデートが大量のデータ通信を行う原因は判っておらず、前回のiOS16.2アップデートでは「改善した」「改善していない」といった両方の声があり、デバイスにより状況が大きく異なります。
もし現在iOS16.3未満を使用しておりモバイル通信の問題に悩まされている場合は、iOS16.3アップデートにより改善する"可能性"も考えられます。
昨晩アップデートをかけ、そのまま一晩電源接続&Wi-Fi環境下で使用しました。
機種:iPhone 14 Pro
パソコン(Windows11マシン)にてiTunesからアップデートバッテリーの大量消費は抑えられており、試しにWi-Fiを切ってみましたがモバイル通信下での大量通信は止まっていました。
先ほど電源をいったん切り、再度投入してWi-Fiを切って様子を見ましたが、再起動後も大量のモバイル通信は発生していません。連絡先やSiriの通信も止まったままです。
取り急ぎ、現状ご報告にて。
コメント投稿者:Yasuさん(Thanks!)
電源オフや再起動でモバイル通信が大量発生する傾向
当ブログではiOS16.0~iOS16.3にかけてこの問題を追っていますが、執筆時点では「iOSアップデート実行から数日間はソフトウェアアップデートによるデータ通信が発生する可能性があり、データ通信が落ち着いた場合でも電源をオフ(再起動含)にすると再発の恐れがある」ことが判っています。
またアップデート直後は問題が発生していない場合でも、アップデートから数日経過すると問題が発生することがあるため、iOSアップデートから1週間程度は設定→モバイル通信→システムサービスの確認をお勧めします。
- iOSアップデート実行後からの数日間、ソフトウェアアップデートによるモバイル通信が発生する傾向
- iPhoneの電源をオフ(再起動含む)にすると問題が再発する
- iOSアップデートから数日経過後に問題が発生する場合がある
- iOSアップデート後に電源をオフにし、電源を入れ直してから24時間程度経ってもモバイル通信が発生していない場合は改善した可能性があります
Wi-Fi接続の維持、電源オフや再起動を控える使い方を
前述したようにシステムサービスのソフトウェアアップデートにより、大量のデータ通信が発生する条件が不明確であるため、iOS16.3アップデートはWi-Fi接続を維持できる休日などに実行し、外出先などモバイル通信接続時では電源オフや再起動を控えることで、モバイルデータ通信量の消耗(ギガの消耗)を回避できます。
なお、ソフトウェアアップデートの自動オフ、Wi-Fiアシストのオフ、モバイル通信の省データモード有効化については、これらを行なっても問題が発生する場合があり、問題の解決には至らないことが多いです。
私は、1/27(金)の朝にiOS 16.2⇒16.3へアップデートしました。
機種はiPhone 14 Proで、アップデートはWindows PCでのiTunes経由です。
当然のことながらアップデートの後で再起動がかかっています。
本日1/28(土)の現時点で、モバイル通信量の増大はありません。
バッテリー消費状況を見ても、特に爆食いしているアプリはありません。
docomo0001の接続が安定しているかどうかは、確認が取れ次第結果を共有させていただきます。
以上ご報告まで。