iOS15.6アップデート後、一部のiPhoneでバッテリーパフォーマンスの低下が報告されており、「iPhoneのバッテリーの減りが早い」「iPhoneの電源が突然切れる」などの声がSNS、Appleサポートコミュニティなどで挙がっています。
目次
iOS15.6でバッテリーの減りが早い、電源が切れる事例
iOS15.6アップデート後、iPhoneのバッテリーパフォーマンスが低下してしまい、アップデート以前に比べるとバッテリーの減りが早い、あるいは電源が突然切れるといった声がSNSなどで挙がっています。
ただ、一方では「iOS15.6でバッテリーの減りが落ち着いた」「バッテリーが長持ちするようになった」との声もあり、使用環境によりバッテリーパフォーマンスに差が生じているようです。
iPhone11Pro ios15.6にアップデートしたら電源は急に切れるし、バッテリーが20分もたない😱
— 青キジ (@hiehie_no_mi) July 23, 2022
iOS15.6はバッテリーの減り早すぎです。今日中に修正して15.7出してくれないと困るんですよねぇ
— 茶川@欲しがりません勝つまでは (@sagawacc) July 25, 2022
写真アプリがバックグラウンドで長時間動作する
Appleサポートコミュニティでは、iOS15.6のバッテリー使用状況(設定→バッテリー)を確認したところ、写真アプリが長時間バックグラウンドで動作していたとの事例が報告されています。
考えられる原因として、iOSアップデート後に発生する写真アプリの更新に時間が掛かっている可能性があり、設定→バッテリー→低電力モードをオフにし、電源に接続し放置することで改善する場合があります。
Battery since iOS update
Since updating to iOS 15.6 on Tuesday , the battery on my phone 12 Pro, is running down super fast.
ive turned off all notifications, all background app refresh, close all apps straight after use, urned off location, even Bluetooth, but it showing my photos app is running in background for hours and hours.
how do I fix this.
as a hiker the phone is now useless as it lasts a max of 2/3 hours with Strava running, all because of the background photos drain on the battery
アップデート後48時間程度はアプリや機能の調整が生じる
iOSアップデート適用後は、アプリや機能を調整する必要があるため通常よりもバッテリーを多く消耗する場合があります。
Appleサポートも「アプリや機能の調整には通常で48時間程度は掛かる」と公言しているため、もしアップデートから間もないのであれば丸2日程度は様子を見るようにしてください。
Thanks for reaching out! We’ll be happy to help. It’s normal for your apps and features to need to adjust up to 48 hours after an update.
Let’s have you reach out to us in a DM if this is still an issue after that time so we can help you look into this further.
— Apple Support (@AppleSupport) March 19, 2022
バッテリーに関する重要なメッセージが表示されていないか確認
iOSアップデートから2日以上経過してもバッテリーパフォーマンスが改善しない場合、設定→バッテリーに以下いずれかのメッセージが表示されていないか確認してください。
- OSをアップグレード中のためiPhoneは通常より多く使用されています。これによりバッテリーの持続時間に影響がある場合があります。
- バッテリーに関する重要なメッセージ
前者のメッセージが表示されている場合は更に時間をあけることで改善する可能性があり、後者の場合はバッテリー自体に問題がある可能性があるため、表示されている案内に従い対応するようにしてください。(バッテリー交換等)
またiOS15.6でiPhoneの電源が落ちた場合、設定→バッテリー→ピークパフォーマンス性能に以下のメッセージが表示されることがあり、バッテリー交換等の修理をせずにいると再発する可能性があります。
この iPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。無効にする…
バッテリーの持ち時間を伸ばす設定、使い方の見直し
iOSアップデートから日数が経過してもバッテリーの減りが早く、バッテリーに関するメッセージも表示されていない場合は、以下の設定や使い方を見直しバッテリーの駆動時間を伸ばし、今後のアップデートによる改善を待つようにしてください。
ただし、全ての項目を実行してしまうと不便を強いられる可能性があるため、ご自身の使い方と見比べて無理のない範囲で試すようにしてください。
- 画面ミラーリングの使用を控える
- iPhoneを低電力モードで使用する
- iPhoneの自動ロックを1分に設定する
- アクセシビリティ機能「自動で電話に出る」をオフにする
- 使用していないアプリのプッシュ通知をオフにする
- 画面の明るさを自動設定にする(設定>アクセシビリティ>画面表示とテキストサイズ>明るさの自動調節)
- コントロールセンターから手動で画面の明るさを暗くする
- 長時間の映像ストリーミングは可能であれば他デバイスで視聴する(テレビなど)
- 起動したアプリをマルチタスク画面から完全に終了しない(最小化した状態で使い続ける)
- プライバシー→位置情報サービスで、アプリの設定を可能な限り「使用中のみ」に変更する
- メールの受信頻度(フェッチ)やカレンダーのデータ取得頻度を減らす
- 設定→一般→Appのバックグラウンド更新で不要なアプリをオフにする
- バッテリー残量が20〜30%になる前に充電する
- Wi-Fi環境がある場合は積極的に利用する
- モバイル通信やWi-Fi通信の電波強度が低い、圏外になる場合は機内モードを使用する
- Wi-FiやBluetoothを使用していない場合はオフにする
- 設定→モバイル通信でWi-Fiアシストを有効にする
- 設定→バッテリー→バッテリーの状態に交換を勧めるメッセージ等が表示されていないか確認する
- 設定→Apple ID(自分の名前)→iCloud→iCloudバックアップ→モバイル通信経由でバックアップをオフにする
またこれらにあわせて、設定→バッテリーでバッテリーを多く消耗しているアプリがある場合は使用頻度を減らすか、使用頻度に見合わないほどのバッテリーを消耗している場合は別アプリへの乗り換えも検討してください。
電源接続していてもバッテリー残量が減っていくのでどうしようもない・・・。