AppleがApple Watch向けにwatchOS8.6アップデートをリリースしました。watchOS8.6では、主にメキシコ向けに心電図Appや不規則な心拍の通知の対応が行われているほか、不具合の修正が行われています。
目次
watchOS8.6は主にメキシコ向けの機能改善に
今回Apple watch向けにリリースされたwatchOS8.6アップデートでは、メキシコを対象として心電図Appと不規則な心拍の通知の対応が行われました。その他の機能追加や改善点はリリースノートに記載されておらず、日本国内でも利用可能な新機能等は追加されていません。
watchOS 8.6には、以下の新機能と機能改善、およびバグ修正が含まれます:
•メキシコでApple Watch Series 4以降の“心電図” Appに対応
•メキシコで不規則な心拍の通知に対応Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
watchOS8.6では21件のセキュリティコンテンツが対処
watchOS8.6には国内で使用できる新機能は含まれていないものの、セキュリティアップデートに関しては多く含まれており、CVE-ID基準で21件の脆弱性が対処されています。
- カーネル権限で任意のコードを実行できる可能性(AppleAVD)
- アプリケーションがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性(カーネル)
- 悪意のあるウェブコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性(WebKit)
- アプリがユーザーの画面をキャプチャできる場合がある(TCC)
- 悪意あるアプリが署名の検証をバイパスできる可能性(セキュリティ)
- サンドボックス化されたプロセスがサンドボックスの制限を回避できる可能性(LaunchServices)
上記を含む、watchOS8.6のセキュリティアップデートの内容については、Appleが公式サイトで公開している「About the security content of watchOS 8.6」で確認できます。
なお、同日にリリースされたiOS15.5についても多くのセキュリティアップデートが行われているため、もし確認されていない場合は併せてこちらもご覧ください。 → 【iOS15.5】アップデート内容と変更点の詳細、不具合や評判について
watchOS8.6アップデートの口コミと評判
Apple WatchをwatchOS8.6にアップデートしたことにより、デバイス自体が使えなくなったといった声は見受けられないものの、一部でSiriを使用すると「接続で問題が起きています。しばらくしてからやり直してみてください。」となり、Siriが使えないとの声が挙がっています。
もしApple Watchアップデート後からSiriに接続できない場合は、Apple Watchを再起動してから再度試すか、時間をあけてから再度試すことで改善しないか確認するようにしてください。
watchOS8.6のアップデート方法と条件について
watchOS8.6アップデートは、以下のモデルのApple Watchで利用可能です。なお、アップデートを実行するには親機であるiPhoneがiOS15.5にアップデートされている必要があるなど、以下の条件を満たす必要があります。
- Apple WatchがWi-Fiに接続されたiPhoneの通信範囲内にある
- Apple Watchのバッテリーが50%以上充電されている
- iPhoneがWi-Fiに接続されている
- Apple Watchが充電器に接続されている
- 親機のiPhoneを最新バージョンにアップデート済みであること
- アップデート要件を満たすiPhoneでWatchアプリを起動する
- 下段メニューのマイウォッチをタップ
- 一般をタップ
- ソフトウェア・アップデートをタップ
- ダウンロードとインストールをタップ
- パスコードを入力
- 利用規約画面で同意するをタップ
※ Apple Watchのアップデート中はApple Watchを充電器から外さず、iPhoneやApple Watchの再起動、Apple Watch Appを終了しないよう注意してください。
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