ここ最近、Twitterなどで「マスクを付けたままFace ID認証ができた」と報告する声が急増していますが、本記事ではマスクを着用した状態でFace ID認証ができてしまった時に、設定済みの容姿(Face ID情報)をリセットしてセキュリティを取り戻す方法について開設します。
目次
マスクありでFace ID、便利な反面リスクも伴う
マスクを着用した状態でFace ID認証が出来てしまう“問題”は、先月いち早く記事「iOS13.3.1でFace IDがマスクを着用した状態で使えたとの声」でもお伝えしましたが、マスクを着用した状態でFace ID認証ができることは便利である反面、Face IDが“顔の一部がマスクで覆われた不完全な顔情報”を学習したことになるためセキュリティ面では良くはありません。
最近わしのFaceIDがマスクをしとっても認証するようになった
マスク以外の場所で俺って判断しとるんかいな
セキュリティ甘くなりそう— 泉 亜斗夢 (@break_atomu) 2020年3月15日
マスクをしたままiPhoneのFace IDを使う方法を考える (アスキー) – LINEアカウントメディア https://t.co/3nGa0kR4B9 #linenews @news_line_meより
これダメでしょ。セキュリティも何もあったもんじゃない。
— よっしぃ☃次は町会議? (@yossy_xmas1984) 2020年3月15日
もちろん「セキュリティのリスクよりも利便性のほうが大事」といった考えをお持ちの方もいるかとは思いますが、もし私と同じように紛失時等のリスク(顔の特徴が似ている人物に無断でロックを解除され不正使用される可能性など)に不安を感じるのであれば、以下の手順でFace ID(顔情報)をリセットすることをお勧めします。
※ とくにApple Pay、QUICPay、iDなどの決済サービスを利用している場合は「iPhone=財布」と言っても過言では無いので、Face IDの誤学習は自身の財産をもリスクに晒す可能性があります。
マスク姿で認証する方法として、もう一つの容姿に”口をマスクで覆って目と鼻を出した状態を登録する方法”も目にしますが、Appleはメガネやコンタクトレンズなどは許容しているものの、顔を何かで覆った状態でFace IDを設定する方法は推奨していません。
Face ID を設定する前に、TrueDepth カメラや自分の顔が何かに覆われていないか確認してください。Face ID はメガネをかけていたりコンタクトレンズを着けていても機能するようになっています。iPhone や iPad を顔から腕の長さ程度かそれより近く (25 〜 50 センチ) 離した位置がベストです。
引用:Apple
Face IDの初期化、Face IDを使用しない選択肢も
Face IDとして登録されている情報(容姿)は設定→Face IDとパスコード→Face IDをリセットの順に操作すると初期化でき、再びFace IDをセットアップをタップすると容姿を再設定できます。
またマスク着用時の認証エラーが煩わしく感じるのであれば、Face ID自体をオフにして従来のパスコード入力のみに変更したほうがストレスが軽減されるかもしれません。(上記手順でFace IDをリセットするとオフになります)
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