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【iPhone】Face IDがマスクを付けて認証できる時の対策とリセット手順(セキュリティ優先)

ここ最近、Twitterなどで「マスクを付けたままFace ID認証ができた」と報告する声が急増していますが、本記事ではマスクを着用した状態でFace ID認証ができてしまった時に、設定済みの容姿(Face ID情報)をリセットしてセキュリティを取り戻す方法について開設します。

マスクありでFace ID、便利な反面リスクも伴う

マスクを着用した状態でFace ID認証が出来てしまう“問題”は、先月いち早く記事「iOS13.3.1でFace IDがマスクを着用した状態で使えたとの声」でもお伝えしましたが、マスクを着用した状態でFace ID認証ができることは便利である反面、Face IDが“顔の一部がマスクで覆われた不完全な顔情報”を学習したことになるためセキュリティ面では良くはありません。

もちろん「セキュリティのリスクよりも利便性のほうが大事」といった考えをお持ちの方もいるかとは思いますが、もし私と同じように紛失時等のリスク(顔の特徴が似ている人物に無断でロックを解除され不正使用される可能性など)に不安を感じるのであれば、以下の手順でFace ID(顔情報)をリセットすることをお勧めします。

※ とくにApple Pay、QUICPay、iDなどの決済サービスを利用している場合は「iPhone=財布」と言っても過言では無いので、Face IDの誤学習は自身の財産をもリスクに晒す可能性があります。

備考

マスク姿で認証する方法として、もう一つの容姿に”口をマスクで覆って目と鼻を出した状態を登録する方法”も目にしますが、Appleはメガネやコンタクトレンズなどは許容しているものの、顔を何かで覆った状態でFace IDを設定する方法は推奨していません。

Face ID を設定する前に、TrueDepth カメラや自分の顔が何かに覆われていないか確認してください。Face ID はメガネをかけていたりコンタクトレンズを着けていても機能するようになっています。iPhone や iPad を顔から腕の長さ程度かそれより近く (25 〜 50 センチ) 離した位置がベストです。

引用:Apple

Face IDの初期化、Face IDを使用しない選択肢も

Face IDとして登録されている情報(容姿)は設定Face IDとパスコードFace IDをリセットの順に操作すると初期化でき、再びFace IDをセットアップをタップすると容姿を再設定できます。

face id再設定

またマスク着用時の認証エラーが煩わしく感じるのであれば、Face ID自体をオフにして従来のパスコード入力のみに変更したほうがストレスが軽減されるかもしれません。(上記手順でFace IDをリセットするとオフになります)

関連記事【iPhone】iOS13.3.1でFace IDがマスクを着用した状態で使えたとの声、学習機能による影響?

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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