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【iPhone】iOS 11の32bitアプリのサポート終了を再度アナウンス

Appleは6月に開催したWWDC 2017のセッション「Platforms State of the Union」で、iOS 11では64bitアプリのみサポートすることを正式に発表していますが、この件についてAppleが改めてデベロッパー向けに公式サイト上で案内しています。

iOS 11では32bitアプリの起動は不可能に

Appleがデベロッパー向けに、次のように案内しています。

As a reminder, new iOS apps and updates submitted to the App Store must support 64-bit.
Support for 32-bit apps is not available in iOS 11 and all 32-bit apps previously installed on a user’s device will not launch.
If you haven’t updated your app on the App Store to support 64-bit, we recommend submitting an update so your users can continue to run your apps on iOS 11, which will be in the hands of hundreds of millions of customers this fall.

(意訳)念のため確認しますが、App Storeに提出された新しいiOSアプリとアップデートは、64bitをサポートする必要があります。

iOS 11では32bitアプリケーションを使用できず、ユーザーがデバイスにインストールした32bitアプリケーションは全て起動しません。

App Storeで64bitをサポートするアップデートを配信していない場合は、今秋にも数億人が手にするiOS 11でも引き続きアプリを実行できるよう、アップデートを配信することをおすすめします。

引用:App Store 64-bit Apps on iOS 11

Appleは2015年2月以降に新規リリースするアプリ、2015年6月1日以降にアップデートを配信するアプリは64bitのサポートを義務化しています。

また昨年9月には、レビューガイドラインに沿っていない古いアプリをApp Storeから削除する改善プロセスを実施するなど、徐々に古いアプリの切り捨てを行い..

そして今秋にもリリースされる次期メジャーアップデートiOS 11では、遂に32bitで動作している古いアプリは起動することさえも出来なくなります。

もし起動した際に「このAppは将来のiOSのバージョンでは動かない可能性があります」と表示されるアプリを使用している場合は、アプリが64bitに対応するアップデートを配信しない限り、iOS 11以降では使用することが出来ないので注意が必要です。

iOS 10.3.Xで「アップデートの必要があります」と表示されるアプリは、アップデートされない限りiOS 11では起動不可能に。
iOS 10.3.Xで「アップデートの必要があります」と表示されるアプリは、アップデートされない限りiOS 11では起動不可能に。

iOS 11で起動できないアプリの確認方法について

デバイスにインストール済みの32bitアプリについては、設定一般情報Appから確認することが出来ます。

3_32bit-app-20170608_up

また現在のApp Storeで64bit対応アプリなのか見極めるには、アプリのアップデート履歴の先頭が2015年2月1日以降、あるいはアップデート履歴の最後が2015年6月1日以降であれば※、iOS 11の32bit制限で起動出来なくなることはありません。
※ 64bit対応の義務化以降にリリースされたアプリとなる。

4_32bitapp_store_20170608_up

ただし、アプリそのものがiOS 11に対応していない場合は、アプリが起動直後にクラッシュしてしまったり、予期せぬ動作をする場合も考えられます。

その場合は開発者に直接連絡をするか、連絡方法が不明な場合はレビューを活用して報告して対応を待つ必要があります。

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