2025年9月23日現在、「+280」から始まり「0110」で終わる国際電話番号から、警視庁生活安全課を騙る詐欺電話の着信が報告されています。
この電話に出てしまうと、警察官を騙る人物から名前や住所、免許証番号などを言い当てられ確認されるケースもありますが、不正入手した個人情報を悪用している可能性が高いため、何も答えずに通話を切ってください。
目次
+280で始まり0110で終わる番号から警視庁生活安全課を騙る詐欺電話
2025年9月23日現在、「+280」から始まり「0110」で終わる電話番号から、警視庁生活安全課を騙る詐欺電話の着信が相次ぎ報告されています。SNSでも着信報告が多く見られ、特殊詐欺電話に警戒するよう呼びかける自治体も増えています。
令和7年9月22日午後0時ころ、岸和田市内で仕事中の方の携帯電話に、「+280」から始まり「1101」で終わる電話番号を利用して、「警視庁ヒラタです。」という不審な電話がかかってきています。
引用:ガッコム安全ナビ
電話に出てしまうと、警察官を騙る人物から正確な個人情報(名前、住所、免許証番号など)が伝えられ、誤りがないか確認を求められることもありますが、何も回答せずに通話を切って無視するようにしてください。
また、一人になれる場所に移動するよう指示されたり、着信があったことを周囲に話さないよう脅されるケースもありますが、これらも特殊詐欺の手口なので無視して問題ありません。
+280~0110で終わる番号の事例:
- +28045●●0110
- +2806●●0110
- +2801●●0110
- +28045●●0110
- +28084●●0110
警察が電話「捜査対象になっている」と伝えることはない
今回のような警察官を装った特殊詐欺は以前から問題になっていますが、警察が電話で「あなたが捜査対象になっている」と伝えることはないので、これに当てはまる電話は詐欺を疑うようにしてください。
また、警視庁に偽サイトで逮捕状の画像を確認するよう促されたり、LINEで警察手帳を提示されるケースもありますが、こういった方法も警察は行っていません。どうしても不安であれば、最寄りの警察署で事実かどうか確認することをお勧めします。
警察が電話などで「捜査対象になっている」と伝えたり、ホームページやSNSなどで逮捕状の画像を見せることはありません。また、現金の振り込みを要求することもありませんのでご注意ください。
引用:警視庁
「+280」から始まる電話番号は実在しない国番号
2025年9月現在、「+280」から始まる国際電話番号は存在しておらず、どこの国にも割り当てられていない国番号です。
特殊詐欺グループはVoIPサービスで電話番号を取得し、Caller ID Spoofing(発信者IDスプーフィング)といった方法で、電話番号を偽装している可能性が考えられます。
+280から始まる電話番号に限らず、「+」から始まる見慣れない国際電話番号からの着信は特殊詐欺の可能性が高いため、不用意に出ない、折り返さないことをお勧めします。
不明な発信者を消音にする(iPhone向け)
iPhoneを使用している場合は、設定アプリから「不明な発信者」をオンにすると、不明な番号からの着信を消音にできます。
ただし、連絡先に登録していない電話番号全般が対象になるため、国際電話以外もフィルタリングされる点に注意してください。
不明な発信者を消音にする手順:
- 設定アプリを開く
- 「アプリ」をタップ
- 「電話」をタップ
- 「不明な発信者を消音」をタップ
- 「不明な発信者を消音」をオンにする
また、iOS26以降では連絡先に登録されていない電話番号からの着信に対して、自動音声で用件を尋ねてから着信音が鳴るスクリーニング機能も利用可能です。
電話でスクリーニングを有効化する手順:
- 設定アプリを開く
- 「アプリ」をタップ
- 「電話」をタップ
- 「通話の理由を尋ねる」にチェックを入れる
コメントを投稿する(承認後に反映)